次男がお世話になったシニアへ引退報告へ行ってきた。
久しぶりに会う子供たちは容姿は変わったものの
中身はあまり変わっておらず、
わちゃわちゃと楽しそうにしていた。
親同士も仲が良かったので、
ママたちに会えるのも楽しみにしていた。
1人の子のママが集まりには参加できないけれど、
子供を迎えには来るというので、何人かで待っていた。
けれど、息子は「先に変えてもらって大丈夫なんで。」と、
わざわざ私たちに良いにきてくれた。
後になってそれは母を気遣ってのことだったとわかった。
解散してからだいぶ経ってから彼女がやってきた。
が、なかなか車から降りてこない。
どうした？と思いつつ待っているとやっと降りてきて、
「久しぶり〜。」と挨拶そこそこに彼女は、
「私、実はしばらく精神的に病んでて。
人に会えなくて引きこもりなの。
久しぶりに人に会うからドキドキしちゃって。
このメンバーだから言っちゃうけど。」
よく見ると彼女の手は少し震えていた。
とっても明るく、人当たりが良く、気遣いのできる優しい彼女。
仕事のことで一杯一杯になってしまって、
一気に爆発しちゃったと言っていた。
「人はいい人たちだったのだけれど、
仕事量が多くてこなせなくて。」と話してくれた。
そんな時でもそのこなしきれない仕事を出してくる人に対して
悪くいうことはない彼女。
人を悪くいうのではなく、自分を責めていた。
「更年期もあるのかな。」と本人は言っていた。
確かにホルモンバランス的なことも影響しているかもしれない。
けれどやっぱり、本人の性格、質が大いに関係していると思う。
そういえば彼女が唯一文句を言うのは、
旦那さんとお姑さんのことだった。
当時は「仲悪いなぁ〜。」としか思っていなかったけれど、
彼女の場合、唯一文句が言えるのがその2人だったのか、
と今となってわかった。
実は彼女にとって自分を保つための大切な存在なのだろう。
本人は本当に”嫌”と思っているかもしれないけれど、
ありがたい存在。
家族って、ギフトなのだ。
「結局仕事も辞めて、ずっと家にいるから、
家族以外と話すの久しぶりで、ちょっと緊張したけど、
このメンバーでなんか安心できた。ありがとうね。」
と少し表情が和らいでいた。
ちょっとでも安心できる場所があることを思い出してくれたのなら、
それは良かったと思う。
そして、そんな風に安心・安全な場所を提供できる
サロンを私は作っていきたい、と改めて思った。
彼女は爆発するまでに至ってしまったけれど、
その前にガス抜きできる場所。
溜め込んでしまって苦しんでいる人たちは、
結構いらっしゃるのではないかと思う。
それに気づかずに、我慢を続けている人も。
そんな方の身体も心も緩める場所。
そういう場があることを知ってもらえたらと思う。
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空き状況
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