留萌から822Dで峠下駅へ

 

当時のダイヤグラムからもわかりますが

およそ30分で留萌からの770レが来ます

 

メモによると

「急いで恵比島の方へ行った。次に1本 D51か9600か

 それともD61か?が来るからだ!」

「必死で歩いた」 とあります

 

しっかり事前準備もしたようで

手帳に想定の線路図を描いていました

 

S字カーブを2つのトンネルで登る難所です

 

当時は普通に線路内を歩いていました、最短距離を必死で歩いたのでしょう

 

手帳には

「そして、ギリギリで三脚を構えたら、凄い汽笛が山にこだました」

「来るぞ! D61だ やった!」 とあります

 

そして「ウォ!補機だ 9600かな?」 

 

「いやD61だ やったやった」

 

「登るにつれて煙がどんどん出る、残念もう少し時間があれば

 補機まで入れて撮影出来たのに」

「必死で望遠に付け替えて撮ったが、いい写真は撮れなかった・・・」

メモにはこのように記されていました

 

余程残念だったと見えて

「また来るぞ 次は一日居てもいい」と書いていますが

結局峠下駅を再訪したのはデジタルカメラに持ち替えた

数十年後でした(笑)

 

留萌本線 峠下~恵比島

撮影:1972年3月26日