このネガを見て気になったのは

「ナメクジ」ではなく変わった形のホキでした

 

後追いで確認出来るのは

ワフの側面に書いてる文字「外浜ー金田 間専用」

 

金田駅は現在の平成筑豊鉄道金田駅の国鉄時代

そして外浜駅は門司港駅に続いていた貨物駅で

現在は廃止されています

 

そして続くホキ6800形には

「三井セメント セメントクリンカ専用」と書いてありました

 

三井セメントはその後三井鉱山、現在の日本コークス工業

 

ホキはご存じの通りホッパ車ですから

セメント原料を門司港で船に積み替えて

日本各地へ送り込んでいたのでしょうか?

 

この様な鉱物資源の輸送は

私鉄では岩手開発鉄道や三岐鉄道などで残っていますが

旧国鉄では美濃赤坂からの「赤ホキ」が

残っているだけでしょう

 

中学二年のオッサンには

”ただのデゴイチ貨物”としか思ってなかったでしょうが

ネガから調べてみるとなかなか興味深い!!

 

筑豊本線 筑前垣生~筑前植木

撮影:1970年7月21日