■逗子市民の皆様へ■

 

一昨日の議員報酬審査特別委員会の報告です。

前提として財政悪化の綻びは元に戻っているとは言えません。
そこで、私と5%報酬削減継続案に賛同して下さった議員6名を合わせた7名の提案議員に対し、提案に賛同されない議員さん達からのご質疑がありました。
概ね日本共産党の岩室議員から、提案の時期や事務的なご意見とご批判をいただきましたが、「提案時期が遅い」とのご意見に関しては緊急財政対策期間の終了を宣言された市長のタイミングよりも早めに意見調整をする時間は無く、内容も前年までの削減内容を踏襲するシンプルなものなので、当然全会一致で異論が出る事は想定していなかったわけで、反対する為の言い訳にしかきこえず、私的には反対議員の方の良識を疑う気持ちが強くなりました。
そもそも非提案議員からは「市民サービスが戻らないうちは議員報酬も削減し続けるべきだ」という根本的な常識概念が抜けており、質疑の中でもその本質に関しての質問がありませんでした。
おそらくこれは、非提案議員の方々も心の中では「削減継続が正しい事」は理解しているのでしょう。しかし本音は「減らされるのが嫌だ」「何とか提案を退けたい」であり、理由はこれ以外に無いということが質疑の内容が事務的な手続きに関する事しかなかった事ではっきりしました。
今、出来るだけの事まではやったので、あとはこれを"市民の皆様がどう判断されるか"です。
また、少し嬉しかったのは岩室議員が私のブログをチェックして下さっていて、ある市民の方が私の投稿に対して励ましのコメントを下さっている事に対してご指摘いただいたことです。
「八木野さんは他の議員の色に染まらないでほしい」との励ましのコメントを持ち出し、"議員報酬で公約30%削減"を目指している私に対し「5%削減案に妥協し、信念を曲げているではないか!?」と仰りたかったようですが...(失笑)
前定例会にて30%削減は人数が足りずに提案に至らなかったものであり、今回削減率0%に戻るくらいならば賛同の合意が取れる5%でも実現しておかなければならないわけで、私の意思はブレておらず、全く的外れな質問をされているなあ、と呆れてしまいました。
わかっていて質問されているのかとは思いますが、おそらく「ブログにあまり真実を書かれたくない」ので私を質疑で困らせて広まらないようにしたかったのかな...??(あくまで私見です)
いずれにしても、「市民一番、自分二番」の私達7名と「自分一番、市民二番」の方々の戦いでした。
全体の予算からいえば議員報酬の額など大きなものでは無いのかもしれませんが、額の問題ではなく「市民に対する姿勢」ではないのかな、と思っていたりします。
こんな会議をしている間でも、苦しい生活をしている方が沢山いるのに、自分達だけは痛みたくない、というのは優しさが無い。思いやりが無い。と私は感じてしまう。
委員会ですので動画や音声の公開はありませんが、後日、逗子市議会の議事録に載りますので、詳細をご覧になりたい方はぜひ!

 

https://www.city.zushi.kanagawa.jp/gikai/

 

それにしても、何も動かなければこの委員会も無いままこの条例がシレっと立ち消えていたかと思うとゾッとします。(怖)
これからも正しいと思うことを貫き続けます!

 

 

逗子市議会議員

やぎの太郎