お疲れ様です、暑い日が続きますね。
先日、駅で議員報告を受け取っていただいた方から、帰宅後にメールをいただきました。
バイクで駅まで通勤している方でしたが「逗子の交通インフラはとても不便です」とのご相談。
平井市長は「座って電車通勤できる」を売りにしていますが、逗子はその駅までのアクセスがとても残念。
あと数メートルあれば左折車を待たずに直進できるのに、とか、原付や自転車を停めるのにも、料金は高いし、契約駐輪場は満車状態で待機。
これでは、新しく開発されインフラの整ったまちには勝てませんよね。しかし、それによって若い人が移住してしまう、または移住先に逗子を選んでもらえない、となれば税収(市税)が減り、さらに不便なまちになってしまいます。これはなんとかして止めなければいけない!
せっかく「青い海と緑豊かな平和都市」の逗子なのですから、その魅力を活かしきれるよう、私もあきらめずに粘り強く取り組んでいきます。
今回もそんなインフラに関する議事録です、ぜひお読みいただき、ご意見いただけたらと思います。



第二十七回「ヤギの議事録 JR東逗子駅のICスマート改札設置の実現について」(H27年第3回定例会)



◆16番(八木野太郎君)
JR東逗子駅のICスマート改札設置の実現についてお伺いします。
昨年来私がお願いしていましたバス停へのベンチ設置の可能性調査を進めていただき、ありがとうございます。また、東逗子駅北口のICスマート改札の設置要望書を、本年の神奈川県鉄道輸送力増強促進会議に御提出いただきまして、ありがとうございました。
さて、本件の実現に向けて、行政並びに市民として今後何をすべきとお考えか御教示ください。



◎市長(平井竜一君)
JR東逗子駅のICスマート改札の今後の展望ということでお尋ねをいただきました。
かねてから、このJR東逗子駅については、北口に改札を設けてほしいという要望が強く地元の方からも寄せられてきて、この間もJR東日本に対して様々要望を行政からもしておりますが、なかなかこれはコストの面、運用の面等で実現に至っておりません。
今回はICスマート改札ということで、できる限り鉄道事業者に実現いただけるよう、整備の規模を縮小した、実現可能性を高めた要望として記載し、この神奈川県の鉄道輸送力増強促進会議に提出して、JRのほうに要請するという対応をいたしました。
これは本当に粘り強く、行政ももちろんですけれども、市民の皆様も声を上げて、具体的にJRに要請していくということに尽きるかなというふうに思います。
また、もう一つは、東逗子駅前の土地の利用ということをこの間も質問いただきましたけれども、ここが東逗子全体の活性化という方向性をしっかりと示し、それによってJR東逗子駅のいわゆる利用の促進といったものを併せて実現するということによって、この改札の問題も具体化に近づけるんではないかなという期待も込めて、今後東逗子駅の周辺の活性化に向けた議論も進めていきたいと思っております。



◆16番(八木野太郎君)
物事を進めていくにはボトムアップとトップダウンがあると思うんですが、本件のような案件はトップダウンが必要ではないかと思うのですが、本件に関する市長の御意見と熱意の部分を、市長、欲しいのか、しっかり設置していきたいのかというその部分を、また行政と市民がそれぞれ何をこれからしていくべきなのか、協力していけばいいのかというのをいま一度御教示いただけますか。



◎市長(平井竜一君)
この案件は、JR側から言わせると乗降客数がなかなか基準に達するほど多くないというところが理由であり、費用の面も含めて、行政が全部設置するならできるよといったようなこれまでの対応だったわけです。
 したがって、行政が全部お金を出して設置するなどということは到底ありえないので、その意味では、私のトップダウンのリーダーシップという意味では、先ほど申し上げたとおり、やはり東逗子駅周辺、この沼間地域が、商店街が徐々にシャッターが下りていくといった状況をいかにして上向きに持っていくかと、そのための活性化というものをどうやって図るかと、そういう状況をつくることで、そこに今申し上げているようなJRの対応というものの変化というものがもたらされるというふうには思っているので、そこの部分がやはり最も地域にとっても重要な課題かなというふうに思っております。



◆16番(八木野太郎君)
ありがとうございます。市長のおっしゃるとおりだと思います。周りの資産価値を向上させていって、そして利用者を増やしていって実現にこぎつけていただきたいなと思いますし、ただ私、昔、最初の一般質問だったと思うのですが、乗客数のほうは微増ですが、少しずつ伸びているので、その辺もしっかり県等に伝えていっていただきたいなと思うのですが、市長がこの輸送力増強促進会議の部会のほうでプレゼンテーションする機会があるということをちょっと所管のほうから伺っているのですが、プレゼンする機会があるのですよね。



◎環境都市部長(田戸秀樹君)
この神奈川県輸送力増強促進会議といいますのは、県内の鉄道について、輸送力増強や利便性の向上を促進することで、県民の生活や産業の進展に貢献することを目的に、昭和39年12月に発足し、平成26年に発足50周年を迎えております。
この会議においては、鉄道に関する情報や鉄道路線の鉄道事業者ごとに、沿線の市町村が中心となって構成する14の部会で県民の皆様から要望を取りまとめ、毎年鉄道事業者や国への要望活動を行っているということで、各市町が直接鉄道事業者と要望活動をするのではなく、県が取りまとめて要望活動を行っております。各他の自治体におきましても、長年いろいろな要望を鉄道事業者に出しているという中で、なかなか実現できていないのがほとんどでございます。
先ほど市長の答弁にもありましたように、東逗子駅、確かに平成24年度から平成25年度にかけては微増しているという乗客数があるんですけれども、やはりそれだけで総会のほうで市長がプレゼンするというのはなかなか難しいものもあるのかなというところでは、何かしらのインパクトがある状況があったとき、確かに総会の中で意見を表明するということが不可能ではございませんが、やはりそういった他の自治体の要望活動との比較に多分なってしまうのかなというところでは、今後そういった機会があれば考えられるのかなと考えております。



◆16番(八木野太郎君)
プレゼンする機会があるかどうかを聞いたのですけれども、かなり御丁寧な説明をいただいてしまって、すみません、ありがとうございます。
実現できない、非常に難しい、実現するのが大変なのも分かるのですが、今回せっかく要望書を提出していただきまして、次の段階に一歩前進したわけですから、ぜひ市長も情熱を持って、このプレゼンがしっかりできるような環境をつくっていただくように頑張っていただきたいと思います。





次回定例会につづく...
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