いよいよ全国的に桜が咲き始めていますね!年に数日なのでとても貴重です。
逗子市内でも桜のスポットが沢山あり、時間が空いたらちょこちょこ見に行こうと思っています。

 

さて、今回は受動喫煙についての議事録を紹介させてください。
ついに逗子市でも近隣他市に遅れてではあるものの「歩行喫煙防止条例」が施工されました。
そもそも以前から行政では「路上喫煙に対する啓発活動」は行ってきたものの、実効性が感じられなく、子供と一緒にまちを歩いていて何度も危険な目に遭った、というご相談を複数いただいていました。
子供や妊婦の方の健康被害だけは絶対に避けなければなりません。と同時に、当然タバコを吸うことも自由であり権利だと思うので、ただただ一方的に排除すればよい、という事ではないと思っています。
海外の多くの国では既に分煙は当たり前であり、吸う人、吸わない人双方が快く生活していけるような施策がなされてきています。
逗子市議会としてもその辺をしっかりとバランスをとっていけるよう、今後も注視し、場合によっては微調整してまいる所存です。

 

ご紹介する私の本会議場での発言を皮切りに、議会は一気に条例制定に向かって流れ始めました。
是非お読みいただけると幸いです!↓

 

 

 

第二十四回「ヤギの議事録 歩行喫煙防止の実効性について」(平成27年第2回定例会より)

 

 

 

◆16番(八木野太郎君)
歩行喫煙防止の実効性についてお伺いします。
今定例会の陳情のほかに、私にも子育て世代の方から逗子駅前から商店街周辺で路上喫煙者とすれ違った際、手に持ったたばこが子供の顔に当たりそうになり、ひやりとしたことがあり、夏などは子供を連れて商店街から海岸方面への出歩きを非常に敏感に注意せざるを得なくなった。逗子市には歩行喫煙防止条例はないのかとの声が聞かれます。
実際、逗子市では平成10年、逗子市空き缶等の散乱防止等に関する条例で、たばこのポイ捨て禁止を定め、違反者には罰金を科すことも規定されています。また、条例の規定により、平成17年には逗子市空き缶等及び吸い殻等の散乱並びに歩行中の喫煙防止等に関する啓発活動促進要綱が制定されていることは、御存じのことと思います。しかしながら、全く実効性が感じられません。
同要綱の第4条及び第5条には市長の責務が規定されていますが、その実施状況を肌で感じることができていません。歩行喫煙防止の実効性向上を願う声が多くの方から寄せられています。県内で見ると、例えば横浜市では罰則付で喫煙防止区域を設定し、歩行喫煙の防止に努めていますし、鎌倉市では平成21年、鎌倉市路上喫煙の防止に関する条例を制定しています、本件につき市長のお考えをお聞かせください。

 

◎市長(平井竜一君)
歩行喫煙の防止の関係での御質問にお答えをいたします。
これはかつて条例が提案されましたけれども、議会で否決をされたという経緯があって、当時私も議員でありまして、このときの議論では、いわゆるルール、モラルの向上といったことをしっかりと啓発していくということが先決であるという議論を経て、条例の制定というものについての否決という結果になりました。
それを受けて、市のほうで平成17年4月1日にこの啓発を中心とした要綱を制定をして、この間歩行喫煙の防止に向けた啓発にも継続して取り組んできたということでございます。
市民の方からいわゆる条例制定をと、こういった御意見をいただくこともございます。
市としては、これまでの啓発によって、モラルの向上を促進するという方向性で取り組んできましたので、今の時点でこの条例によって、いわゆる規制という形で、いわゆるモラル、マナーの向上といったことを図るということを方針としては打ち出してはおりません。
したがいまして、この間駅前の灰皿も撤去をして、駅前、特に公共的なスペースにおけるいわゆる分煙対策と、あるいは歩行喫煙の未然防止といったことは、ハード的にもソフト的にも取り組んできたということでございますので、今後も継続してマナーアップのキャンペーン等によって、安全対策、あるいは分煙対策といったものを推進していきたいというふうに思っております。

 

◆16番(八木野太郎君)
啓発でモラルを上げていくと、条例は今のところあまり前向きなお考えではないのかなと思ったのですが、確認しますが、お考えはないということですね。

 

◎市長(平井竜一君)
今のところ条例によって規制ということでのこのモラルの向上ということではなく、要綱をしっかりと運営する中で、啓発してモラル、マナーの向上を図っていくということを方針としております。

 

◆16番(八木野太郎君)
ただ、今までそうやってやってこられて、市民の方からこういうふうにお声が複数上がるようになってきていますし、私のほうにもたくさん来てますので、ちょっとこれはまた再度いろいろ考えていただきたいなと思います。
私は、私たち世代が高齢化率30%を超えたふるさと、逗子市を支えていかなければならないと考えており、そのためには逗子市を住みやすいまち、安全・安心なまち、そして子育てしやすいまちにしていかなければならないと考えています。
既に御存じのとおり、述べた横浜市のほか、鎌倉市、そして横須賀市でも路上喫煙防止条例が制定され、三浦半島路上喫煙防止条例の包囲網が形成されつつあります。
ぜひとも歩行喫煙防止の実効性向上施策を推進していただきたいと思っていますので、ぜひ御協力のほどをお願いしたいと思っています。

 

 

 

次回定例会につづく...

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