皆さまお疲れ様です、寒い日が続きますがあと1ヶ月くらいでしょうか、風邪には十分気をつけて下さい。
今回の議事録は逗子市内での自転車の安全確保についてです。
ちょうど、本日からはじまった平成29年の第一回定例会にて、平井市長から予算大綱が発表されました。
私の提言してきたJR逗子駅西駐輪場の整備予算が付き、90台ほどの駐輪スペースが新たに設置されます!
皆様にご要望いただき、取り組んできたことが達成することができ、本当に嬉しく思っています。ありがとうございます。
しかしながら、まちなかで子供を乗せたママさん自転車には、まだまだ優しい道路とは言えない状況があります。
また、市内にあるハイキングコースでもマウンテンバイクが勢いよく走り、歩いて昇り降りするハイカーが危険で困っている、とのご相談を受けました。
そこで一昨年より、本会議場にて「自転車にやさしいまちづくり」を推進していくよう、強く提言してまいりましたので是非ご覧下さい!



第二十二回「ヤギの議事録 自転車の交通安全確保について 」(平成27年第2回定例会より)



◆16番(八木野太郎君)
自転車の交通安全確保について2点ほどお伺いします。
市長は自転車通勤をしていらっしゃると思います。時々街中でさわやかに乗りこなしている姿を拝見します。最近は道路交通法が改正され、自転車に対する規制が厳しくなってきています。安全・安心なまちづくりの観点から、自転車の交通安全確保に関して2点お伺いします。
1点目は子育て中のお母さんから次のような相談がありました。道路交通法が改正され、自転車に子供を乗せて車道を走らざるを得なくなった。逗子市のまちは道幅が狭く、車道を走ることは怖くてしようがない。駅付近に自転車で買物に行きたいが、気軽に自転車で走り回れるような環境にないように感じるとのこと。
一方、市としても平成26年3月に歩行者と自転車を優先するまちアクションプランを策定、年に数回歩行者と自転車のまちづくりニュースを発行するなど、安全なまちづくりに取り組んでおられますが、同アクションプランの自転車安全利用五則の1、自転車は、車道が原則、歩道は例外とあり、13歳未満の子供と70歳以上の高齢者は除外となっています。
これらの除外対象に幼児を乗せた自転車を加えることは、道路交通法の範囲であるため、非常に難しいことは承知しておりますが、よちよち歩きの幼児を乗せた自転車を通勤・通学の自転車や15段ギア装着のヘルメット装着型ロードバイクなどと同等に扱うべきではないと思います。自転車通勤をされている市長として、市レベルで対応、配慮できることがないか、御意見をお聞かせください。
2点目はハイキングコースの安全確保です。
自然の回廊プロジェクトの一つ、二子山ハイキングコースは休日ともなるとマウンテンバイクが勢いよく走るため、ハイカーとの接触事故の危険性が高まっているとの相談が複数の方から寄せられています。私も実際に確認に行きました。マウンテンバイクとは行き違うことはできなかったのですが、路面に明らかに自転車のわだちが確認されました。場所によっては路面が掘り出され、荒れた状態になっており、滑りやすい状態となっていました。ハイキングコースは、ハイカーが優先であるべきと考えています。回廊とは自然の廊下です。
私は小学校のころ、先生から廊下を走ってはいけない。廊下は歩くものだと厳しく指導され、何度か廊下を走ったために、罰で立たされた記憶があります。危険対応が遅れれば、自然の回廊プロジェクトが絵に描いた餅に帰するのではないでしょうか。ハイカーの安全確保並びに防災の観点から、市長の考えをお聞かせください。


◎市長(平井竜一君)
自転車の関係ですけれども、市として歩行者と自転車を優先するまちを目指しているという中で、この間アクションプランの策定を通じて、特に啓発活動を中心に市民団体とも協力して、推進をしてまいりました。
御指摘のようないわゆる小さいお子さんを後ろに乗せて走行する場合の歩道の利用ということについては、これは道路交通法のルールに基づいて、自転車安全利用五則というものが言われておりますので、これを逸脱するということは、なかなか行政としては難しいということは御理解いただきたいと思います。
したがって、これは車道を走る場合には車と自転車の共存をどうやって啓発していくかということでありまして、こうした狭あい道路が多い逗子市の中で、自転車を安全に走行いただくためには、自動車の運転者にしっかりと注意、あるいは啓発をして、自転車が安全に走行できるようなマナーといったものを意識していただくと同時に、自転車のマナーの悪さというものも大変社会的な問題として指摘されております。今回の道路交通法の改正というものも、そういったものを意識しての部分というのもありますので、引き続き自転車に乗っている方のマナー、ルールの啓発といったことも、しっかりと取り組んでいきたいというふうに思っております。
それから、この二子山のハイキングコースについてですけれども、御指摘のようにマウンテンバイク等々、ハイカー等がいわゆる接触の危険といったものについての懸念が高まっているということは私も認識しております。この二子山のコースは、御承知のとおり逗子市と葉山町にまたがっておりますので、現在これらの対応について、葉山町との協議も行っているところでございます。また、この二子山周辺は二子山山系自然保護協議会がこの自然保護活動を実施をしておりまして、先日このマップの作成もされたということで、私もそのセレモニーに出席をして、御挨拶をいたしました。したがって、今後の活動の中で、この協議会とも連携をして、対応に当たっていきたいというふうに考えているところでございます。
現段階では、完全に自転車を排除することは難しいというふうには思いますけれども、注意喚起、あるいはルールづくりについて前向きに検討していきたいというふうに考えております。


◆16番(八木野太郎君)
自転車の交通安全確保について市長に御回答をいただきました。
道路交通法に関わる難しい課題とはもちろん認識しているのですが、そういったママチャリのお母さんからのニーズというのも、お声というのもいただいてますので、市のレベルでできることを今後何か考えていただきたいなというふうに強く要望しているのですが、市長のお話にもありましたが、自動車のマナーのほうを啓発していくというお話もちょっと出ておりましたが、自動車に対して啓発というのはどのように取り組んでいくのでしょうか。


◎市民協働部長(森本博和君)
自動車だけということではないのですけれども、運転に対するマナーアップについて、駅前などでのキャンペーン、それから周知・啓発活動など、逗子警察、それから逗子市交通安全協会と連携しまして、実施してまいります。


◆16番(八木野太郎君)
ありがとうございます。しっかりと皆さんに知れ渡るような啓発活動をぜひお願いしたいと思います。
続いて、ハイキングコースの安全確保についても、市長の御答弁いただきました。
調整を要する関係者が多くいて、葉山町などとも連携していかなければならないということで、大変御苦労が多いと思うのですが、事故発生防止が第一ですので、まずは注意喚起看板など、すぐ応急処置でできるようなことから始めていただきたいと思います。いかがでしょうか。


◎環境都市部長(田戸秀樹君)
御指摘のように、ハイカーが歩いている横を自転車がすり抜けるというのは非常に危険だということで、こちらについてはマウンテンバイクもそうですし、トレイルランニングも含めて、今そういった様々な声がございますので、適切な対応というのを早急に図っていきたいと思います。


◆16番(八木野太郎君)
ありがとうございます。ぜひよろしくお願いします。
また、二子山ハイキングコース以外の自然の回廊プロジェクト指定のハイキングコースでの実態のほうも、私一人では確認できませんので、ぜひ調査のほうを対応を今後もよろしくお願いします。
 


次回定例会につづく...


逗子市議会議員
やぎの太郎

http://www.yagino-taro.jp/