逗子市議会議員の「やぎの太郎」です!
今回も
私の本会議場での公式な質問及び要望の一部をご紹介させてください。
本年一発目は第一回以来二回目になります街区公園についてです。
逗子市内の街区公園に関しては、かねてから多数の市民の方から補修や維持管理に関するご要望を受け、議員一年目の一般質問の際には必ず毎回取り上げ発言してまいりました。
今回掲載させていただく私の本会議での発言の後、街区公園の一元管理システムが作成され、公園に関する市民要望が速やかに現場に反映されるようになりました。今後はその効率化によって得られた行政の余力を公園ごとに特性をつける(オーダーメイド公園)方向にシフトし、適正な予算配分、すなわち経費削減と地域に合った公園にしていく為に取り組んでいくつもりです。・・・というわけでご覧いただけると幸いです!

第七回「ヤギの議事録 街区公園の一元管理システム編」
(平成26年第3回定例会より)

◆16番(八木野太郎君) 児童公園の再生と緑地保全について、街区公園の一元管理体制の進捗状況についてお伺いします。
 前回の一般質問では、子育て環境の整備と街区公園についての市長のお考えと一元管理の必要性について質問させていただきました。そこでは市長の子育て環境整備への熱き思いをお聞きし、私も行政や市民の皆様との懸け橋となり、子育て環境 の整備に努めなければならないと改めて感じている次第です。
 さて、前回お答えいただいた街区公園の一元管理システムの進捗状況と、システム整備後の期待効果につきお聞かせください。

◎市長(平井竜一君) 八木野議員から御指摘いただきまして、この間、まずは公園の一元管理に対して対応いたしました。草刈りあるいは清掃、遊具の点検、照明の球切れ交換など、様々な対応が求められるわけですけれども、これを公園ごとに一元管理できるシートをパソコン上で作成しまして、運用を開始しているところです。これによって、公園ごとに現在の維持管理、点検、修繕等の状況が一目で把握できるということで、維持管理の作業の効率化が図られ、また、ネットワーク上で課員の全員が確認できるということで、市民から問合せがあった場合にも迅速に対応できるように改善されたということでございます。

◆16番(八木野太郎君) エクセルでの一元管理体制を作成 していただいたとのこと。前回の質問で、アダプトプログラム(里親制度)が公園の維持管理に大きく寄与しており、今後も市民自治の一環として逗子市全体に拡大させたいとの御意向もお伺いしております。
 実際、小坪の南ケ丘西公園には、来月、地域の方と協働で、高齢者向けの遊具とパン ダの遊具の設置も決まりました。私は、このアダプトプログラムを市民自治のリーディングプロジェクトとして更に積極的に推進すべきと考えています。現在、71ある街区公園のうち、実施されているのが26公園、約40%という状況を可能な限り100%に近づけるよう、更なる周知の拡大をお願いしたいと考えています。
 その周知拡大策として、現在、各地区で進められている地域自治システムの議題の一つとして追加、検討すべきではないかと考えますが、御意見をお聞かせください。

◎市民協働部担当部長(森本博和君) 住民自治協議会を所管しております市民協働部として回答させていただきたいと思います。
 現在、協議会の準備会が2小学校区で進んでおります。それとあと、準備会の準備をしている状況の学校区が2校ございます。
 そういう中で今の状況では、まだリーディングプロジェクトというような方針を出すにはちょっと時期が早いなというふうに考えております。また、市としても、今後の課題として検討を進めていきたいというふうに考えております。

◆16番(八木野太郎君) 分かりました。ぜひ進めていただきたいと思います。
 いずれにしましても、関係者が全ての街区公園の維持管理状況を一目で共有できるよ うになったことは大きな前進であると考えています。これによって、市民の維持管理に関する要望が迅速かつ効率的に反映されることが期待されます。迅速なる御対応いただき、一市民としてうれしい限りです。
 しかしながら、システムというものは、実際に稼働し、結果を出すことが全てだと思っておりますので、今後は、本体制の運用実績や効果を検証し、更なる効果向上が図れるよう、私自身もフォローしていきたいと思います。
 次に、街区公園の今後の在り方について質問します。
 行政においては、限られた予算の中で、71の街区公園を維持管理していくことは多くの御苦労があることと推測されます。少子高齢化、空き家の増大など、地域環境が大きく変貌しつつある今、街区公園は、一律の規定で管理するのではなく、地域の特性の変化に合わせながら、その地域の住民要望に沿った形で変えていくことが望ましいと考えています。公園ごとに特性を付けることにより、限られた予算の適正配分につながるのではないでしょうか。
 例えば、遊具の充実した遊具公園、砂場公園、花の公園、芝生公園、運動公園や読書公園など、いわば公園のオーダーメードです。今回作っていただいた一元管理システムに加え、街区公園に対する地域住民の意見や要望を吸い上げていくことで地域が望む公園にしていくことができると考えます。住民サービスの向上や公有財産の有効活用という観点から地域住民の要望を吸い上げる体制を構築し、街区公園再生の道筋を作り上げていただき、住民要望に即した街区公園再生を目指したいと考えます。市側のお考えをお聞かせください。

◎環境都市部長(田戸秀樹君) おっしゃるように、街区公園といいますのは、最も身近に存在する公園ですから、最も地域のニーズに沿った公園であるべきと考えております。これまでも、公園を再整備する際には、ワークショップなどにより、地域の方々とともに作り上げてきております。
 街区公園は、児童の利用などに限定するものではなく、幅広い年代の方が日常的に利用できる公園とされていることから、その範囲内において、地域の特性を生かした公園にできるのが望ましいと考えております。今後も、整備に当たりましては、地域の方々とともにつくっていきたいと思っております。

◆16番(八木野太郎君) 大変前向きな御回答いただき、ありがとうございます。私が最終的に目指したいのは、街区公園を、おっしゃるように、市民の要望に沿って再生し、老若男女問わず、地域住民に愛される憩いの場として復活させていきたいということです。そのために、高い予算のかかる遊具等のハード面からではなく、それらを適正に配置するソフト面からの街区公園管理システムを構築し、費用をかけずに公園の再生を達成し、子育て環境及び高齢者の憩いの場の整備向上を図るとともに、全世代に優しい逗子のまちをつくり上げたいと思っています。今後とも街区公園再生を、市民と行政の懸け橋になり、私も進めていきたいと思っていますので、御協力のほどをよろしくお願いいたします。

次回定例会につづく...