逗子市議会議員の「やぎの太郎」です!
今回も私の本会議における一般質問での行政への公式な質問及び要望の一部をご紹介いたします。
本日は逗子市内における空き家・空き部屋対策についてです。
ちょうど昨日まで総務常任委員会の視察で九州の長崎市に行っておりました。
町屋などの古くからある歴史遺産を有効活用し、観光客誘致に力を入れて政策を打っておられ、効果検証をしながら進めると思うのですが、まず資産があることが羨ましく思った次第です。
逗子市は住宅都市ですから、大きな歴史資産の無い中、その有効活用などには限界がありますし、工場を誘致するような場所も限られて(ほぼ無いです)います。
では、税収はどうするのかというと、市税に頼っていくしか今のところ方法が無い状態です。
先日も地域のイベントに出ていたときにお話させていただいたお年寄りから「その方法で一体いつまでもつのかね??」という疑問のお言葉をお聞きしました。
私が常日頃から感じている事をお考えになっている方も少なくないのだな、と感じました。
地域振興、がぜん頑張るしかありません!!

第四回「ヤギの議事録 空き家・空き部屋対策編」(平成26年第2回定例会より)

◆16番(八木野太郎君) 空き家・空き部屋へのIT等クリエイティブ企業の誘致についてお伺いします。
 観光の鎌倉、リゾートの葉山に対し、逗子は逗子をイメージするものが乏しい現状です。私は逗子市に生まれ育って30年余り、逗子市に鎌倉市、葉山町に負けない何かをつくりたいと考え続けてきました。そのために逗子市の鉄道、道路状況、地理的特性や現状を考え、大きなスペース、大規模な設備投資が不要で、かつ廃棄物や排気ガスなどを一切出さず、環境に優しいIT等クリエイティブ企業を誘致し、まちの活性化と税収の増加を図り、活力あるまちづくりを実現していきたいと考えております。
 加えて、大きなスペース、大規模な設備投資が不要であるという理由から、既存のスペースを利用することで容易に企業誘致が可能ですので、市内の空き部屋、空き家、利用度の低い施設などの有効利用が可能となります。例えば私が小学校のときにお泊り会でキャンプファイヤーや肝試しを行った蘆花記念公園の旧野外活動センターの荒廃した状況を見るたびに、あのころの活気を取り戻したいと強く思う次第です。IT等クリエイティブ企業の誘致は、若年層の定住にも寄与することになりますので、企業誘致のための優遇施策など、市側の支援をぜひお願いしたいと考えています。市長の考えをお聞かせください。

◎市長(平井竜一君) こうしたいわゆるクリエイティブ産業の誘致について、今のところ具体的な計画、事業化というものはございません。ただ、こうした昨今の産業の状況、逗子の環境を踏まえて、御提案のようなこうしたIT関係、あるいはクリエイティブな企業を誘致して、地域の産業の振興を図るということは大変検討すべき課題として御指摘いただいたものというふうに受け止めております。
 4月からは空き家対策についての条例は施行しておりますが、これはあくまでも安全管理ということが中心でありますけれども、今後、当然人口の高齢化、あるいは減少化ということが避けて通れないということが言われておりますから、そういった意味での空き家対策というものは、これから検討しなければいけない課題というふうに考えております。あるいは旧野外活動センターの今まだ活用されないままにいるところの利活用といった御提言もいただきました。これも実施計画の中で、平成26年度までが計画期間ですが、体験学習工房といったコンセプトでの利活用ということがこの間、市民の皆様とも議論を重ねてきたわけですが、なかなか具体の事業としては結論には至っていなかったということであります。
 したがいまして、そういった意味でのクリエイティブ産業の誘致等とも絡めた利用が可能かということは、これも一つの可能性としては検討の意味はあるかなというふうに感じております。ただ、当然様々な条件がございます。あるいは優遇施策といったものについても、特定の業種に限ってというのは、なかなかいろいろと難しい問題があろうかと思います。ただ、逗子の環境の特性を考えたときには、大規模な企業の誘致というのは難しいという中では、御提案のような視点で企業を誘致するというのは大変時宜にかなった考え方であろうというふうに思っておりますので、可能性についていろいろと調査、あるいは検討していきたいなというふうに思っております。

◆16番(八木野太郎君) 先ほど現在のところはないと。現在のところないというのは、今後、検討いただけるということで認識させていただきたいと思っておりますが、今後、住居、その他オフィスとして活用することで、最終的に定住策の推進にもつながると私のほうでは考えております。企業誘致のための優遇施策などは、大きな方向性を定めるための検討会などを立ち上げるべきと私のほうでは考えておりますが、その辺に関してはどのようにお考えでしょうか。

◎市長(平井竜一君) 今の時点で検討会を立ち上げるうんぬんというところまで詰まっているわけではございません。ただ、御承知かと思いますが、カマコンバレーといった民間レベルでのこうしたIT系の若手企業家たちが集って、様々交流しながら、具体の事業を発展させていくというふうな動きも、隣の市でありますけれども、広がっているということでありますし、当然逗子市内にもそういった方が既に住んでいらっしゃったりしているということは私も承知しておりますので、そういった方々との様々な意見交換する場というものがあれば、当然逗子市にとってはいい方向に向かっていけるかなと思っておりますので、そういった部分は私としても可能性を模索していきたいというふうに思っております。

◆16番(八木野太郎君) 16番(八木野太郎君) これに関しては、商工業振興の一つとして、非常に大事な今後の未来のことだと思いますので、ひとつこれからもしっかりと行政のほうの御協力をお願いしたいと思います。


次回定例会につづく...