逗子市議会議員の「やぎの太郎」です!
今日から議会で私の取り組んでいる案件のブログをはじめたいとおもいます。開始理由は市議会が市民の皆様の生活にどう直結しているか、今現在何が行われていて、これから何を行っていくべきなのか、ご興味を持っていただきたいからです。
これは私の本会議における一般質問での行政への公式な質問及び要望の一部。市民の皆さんはぜひ知ってください。私がどんな問題に取り組み、どう動き、そして発言し、どのような結果を出そうとしているのか。

第一回「ヤギの議事録 公園編」
(平成26年第2回定例会より)

◆16番(八木野太郎君) 児童公園の整備・再生についてお伺いします。
 市長の重点施策、子育てしやすいまちを目指す中での児童公園の位置付けと再生整備について伺います。
 学童保育や放課後児童クラブ等の拡充による子育て環境の整備に尽力されていることに敬意を表する次第です。より一層の拡充を図ることを期待しております。このようなインドア方式の子育て環境とは対比する野外子育て環境の原点でもある児童公園についてお聞きします。
 御存じのとおり、市内には街区公園、緑地など大小合わせて80を上回る公園があることは御存じのことと思います。しかしながら、子供を遊ばせたくても、公園の遊具や砂場が整備されていないので、遊ばせられない。公園デビューさせたいのだが、近くの公園は雑草だらけで、子供の姿がない。友達が集まる人気の公園は徒歩圏内にはない。砂場がペットよけのネットで覆われ、放置状態で、衛生的にも心配など、公園の整備と砂場の再生を求める声を多く耳にします。
 市長の重点施策である子育てしやすいまちを目指す中での児童公園の位置付け並びに再生整備について市長のお考えをお伺いしたいと思います。また、公園の遊具点検整備、砂場の衛生管理、植栽管理、清掃などの維持管理はどのように行われているのかお示しください。

◎市長(平井竜一君) それでは、八木野議員の一般質問に順次お答え申し上げます。最年少議員として、若い視点で建設的な御提案をいただければと期待しております。
 まず初めに、児童公園の市の中での位置付けという形で御質問いただきました。
 私が市長に就任以来、子育てしたいまちということで、子育て、あるいは教育環境の充実強化にかなり重点的に取り組んでまいりました。その中でいわゆる街区公園等、子供の外での遊ぶ環境ということでの御指摘ですけれども、もちろん外の遊ぶ環境というのは、とても子供の成長にとって重要であるという意味において、市内の歩いて行ける範囲での公園の充実というものはとても重要な課題であるというふうに認識しています。
 ハード整備においては、かなり予算の制約もある中で、市民の皆様に必ずしも満足のいく整備というのが十分果たされているとは認識しておりません。そういった中では、これまでもですけれども、公園の充実に向けて、予算の許す範囲の中で対応をこれからもしていきたいというふうに思っております。
 また、一方で、ソフト面では、より子育て世代が公園を活用できるようにということで、御承知かと思いますが、協働事業提案制度の中でプレイリヤカー、あるいはプレイパークといった、より外での自然環境、あるいは公園の活用をして、子供たちが遊ぶ環境を整えるという形で、市民協働の中でこの間充実を図ってきたということでございます。
 したがって、こうしたハード面、ソフト面、両方合わせて、今後とも、より皆様が安心して、そして充実して楽しめる公園というものをしっかりと整えていきたいというふうに思っています。また、今度、40ヘクタールの池子の森自然公園では、子供の遊び場も整備計画の中には含まれておりますので、そういった意味でも更に子供にとっての環境が充実していくということを目指しているところでございます。
 また、管理については、担当のほうから現状の管理手法についての御説明をさせていただきたいと思います。

◎環境都市部長(田戸秀樹君) 私のほうからは公園の維持管理ということでの御質問にお答えします。
 逗子市では、地区公園、特殊公園、近隣公園、街区公園等、公園を管理しておりますが、その中でも身近な街区公園は市内71か所に設置しております。維持管理につきましては、2か月に1回程度、点検を実施するとともに、年1回、専門業者による遊具点検を実施しております。また、清掃につきましては、月1回程度の実施を行っております。点検結果によりまして、破損、不具合などが発見された場合は、危険性の高いものから優先的に修繕するように対応しております。先ほど市長の答弁がございましたように、ハード面につきましては、ある程度予算の限りがあることから、長い間、修繕できず、やむを得ず使用禁止の対応をせざるを得ない場合もございます。今後も地域の方の誰もが利用しやすい公園になるよう維持管理に努めてまいりたいと思っております。

◆16番(八木野太郎君) 非常に分かりやすい御回答をありがとうございます。2質からなので、自席から失礼させていただきます。
 まず、児童公園の整備・再生についてですが、先ほど予算の関係で最終的になかなか進むのが難しいというお話をいただいたのですが、私が申し上げたいのは、予算の話ではなく、現在、株式会社パブリックサービス、委託点検会社、地域住民、またベンチやフェンスなどは、それとはまた別の、管理外であることなど、管理が複数にわたっていて、市民の要望が迅速かつ的確に反映されているとは思えません。
 そこで、質問したいのですが、市民の要望が迅速に反映される公園管理の一括管理システムを早急に整備すべきと私は考えておりますが、そのようなお考えをお持ちかどうかお伺いしたいと思います。

◎環境都市部長(田戸秀樹君) 確かにおっしゃるようにうまく連絡が通じない場合というのがある可能性というのはございます。改めて担当所管内の管理体制を見直して、迅速かつ適切な維持管理ができるような体制を取っていきたいと考えております。

◆16番(八木野太郎君) 了解しました。具体的に検討を進められるとのことで理解させていただきます。
 続いて、砂場転用の促進策についてお伺いしたいのですが、一部の公園では砂場を埋め立ててしまったり、砂場を花壇に転用するなどしていますが、砂場の扱いと転用が思うように進んでいるようには見えてきません。砂場を今後どうされるのか、お考えをお聞かせください。また、現在進まない理由と、転用を進めるに当たっての行政の関わりについてお聞かせください。

◎環境都市部長(田戸秀樹君) 公園所管といたしましては、砂場につきましては、公園として必要な施設と認識しております。確かに中には地域の多くの皆さんから砂場の転用についての御要望がある場合がございます。そういう場合につきましては、必要に応じて検討したいという個別の対応を考えております。市としましても、これまでも砂の天地返しや砂の補充など、適宜砂場の維持には努めてまいりました。また、御要望により、衛生上の観点からネットで覆うという事例もございましたけれども、その都度、そういう場合、地元の皆様と協議して対応していると考えております。

◆16番(八木野太郎君) 一方では、平成19年に策定された市民の参画によるまちづくりとしてのアダプトプログラム、里親制度ですが、今現在、71ある街区公園に対し、平成25年度末時点で26の街区公園アダプト推進事業というものが推進されていると思いますが、こちらのより一層の拡大が望まれるところであります。市長の施策である地域自治システムの推進にもつながるアダプトプログラム、里親制度を今後どのように拡大されていくかお聞かせいただければと思います。

◎環境都市部長(田戸秀樹君) おっしゃるとおりでございまして、現在、3月末時点で15団体、26公園のアダプトプログラムが実施されております。また、今年度新たに2団体と合意書を交わしている状況でございます。全ての公園を市だけで管理するというのはなかなか難しいところにおきましては、このアダプトプログラム、市民の皆様が協力していただけるのは非常にありがたいことだと思っております。活動頻度など、団体によってまちまちでございますけれども、里親として、清掃したり、草刈りを実施していただいております。また、市はそういう団体につきまして、必要な用具や機材の支給をしております。
 今後は身近な公園として親しみを持っていただけるよう、更に里親を増やすことで、地域が主体となって維持管理していけるように取り組んでまいりたいと思っています。また、団体と市がより一層連携することによりまして、よりよい公園の維持につながると考えております。今現在、ホームページで周知しておりますが、広報など機会を捉えて周知の拡大を図ると共に、地域自治の中でも議論され、市域全体に広がっていくことが望ましいと考えております。

◆16番(八木野太郎君) 了解いたしました。今後、公園の管理並びに市民要望が迅速に行われるような管理体制の見直しをお願いいたします。
 アダプトプログラムについては、今後拡充、発展されることを私は期待しますが、しかしながら一方では、山の根松本公園のように地域住民の高齢化によるアダプトプログラムの合意解消といった事態が生じ、整備状態の悪化が懸念されています。この松本公園については、地域の方々から隣接する市営住宅跡地を含めた道路整備等が強く求められておりますので、今後は公園の整備の計画を含めた道路整備計画等を、地区計画を住民の皆様とともに私自身も見守っていきたいと考えております。

次回定例会につづく...