感情を表に出すことをなんの躊躇もなく、自然にできる人にとっては、

感情を表現することはなんの問題も疑問もないだろう。

 

 

長いこと50年にわたり

感情を出すことをしないできた私にとって、

今回の「怒りの感情」を相手に直接伝えるということは大きなチャレンジだった。

 

そもそも

その場の空気を察知し、自分の立ち位置や振る舞いを瞬時に計算するので、

私が荒立てなければ、その場の雰囲気を壊さず、楽しいままで終わることができる。

 

周りに嫌な思いをさせるくらいなら、自分が嫌な思いを背負い込もう。

そんな風にずっと思ってきた。

 

これ以上自分が我慢できないと思ったらその場を去る。

その仲間とは連絡を絶つ。

 

そうやって生きてきた。

 

自分がいい人でいたい。

誰にでもいい顔したい。

相手の様子を伺う。

そんな風にも思っていた時もあった。

 

嫌われたくない。

 

だけど、それだけではなかった。

 

感情を表現することは

めちゃくちゃエネルギーを使う

疲れることだと

知っていたからなんだ。

 

だからしたくなかった。

 

絶妙なバランスのところを保とうとしていたのだ。

 

それが、今回崩れた。

 

自分の湧きあがった感情を相手に直接伝えるということ。

相手に感じた違和感を、敢えて伝えるということ。

 

それをやってみよう

やってみたくなったのだ。

 

自分の中のバランスを崩したらどうなるんだろうか?

 

 

相手に嫌な思いをさせるのではないか?

自分が我慢すればそれで済むのではないか。

 

今までのように

なんとなく誤魔化してうやむやにする。

どんなにラクか?

 

自分に嘘をつきたくなかった。

自分に正直になりたかった。

 

ただそれだけ。

 

だから相手に感じた違和感・怒りを

相手に直接伝えるという行動に出たのだ。

 

結果

気まずくなるというより、

相手も感じていたことで、

気遣いが出来ず申し訳なかった。

ごめんなさい。

と謝ってくれた。

 

気づいたことを

話してくれてありがとう

とも言われた。

 

相手のためと思って言わないでおこう。黙っておこう。

独りよがりで自分勝手なことなんだ。

言わなければ相手も気づかないこともある。

(自分で気づけばいい。だからあえて言わないと思っていたこともある)

 

何が愛で、何が冷たいのか?

それも人それぞれだと思う。

 

 

だた、自分に正直に生きたい。

 

だたそれだけのこと。

 

自分の人生

ど真ん中を生きたい

そう思ったのでした。