「39歳で子どもがいない」なんて、

もし32歳頃の私が知ったら、

真っ青になるだろう。

絶望するかもしれない。


32歳頃は、

早く子ども作らなきゃ不妊になるガーン

せめて35で1人目産まないなんて考えられない笑い泣き

2人は絶対産みたいプンプン

と思ってましたから。



思い込みに囚われたネガティブ思考って、

その状況を打開すべく頑張る原動力になっているのだけれど、

打開できなかった時に過去を振り返ると、

残っているのはストレスフルな毎日の思い出。


32歳から39歳までの8年は、

焦りと劣等感だらけ。


ネガティブだろうがポジティブだろうが月日は経ち、歳はとっていく。

ということが最近分かりました。



だ・か・ら、

「ポジティブに生きろ」ということなのね。

「今を大切に」ということなのね。



最近ようやく納得しました。



人生うまくいかなくてネガティブな時って、

「そりゃ私だってポジティブになりたいけど無理なんだよむかつき」って思ってました。

だって悲観的な思考はいつも消えなくて、今を楽しむってめちゃくちゃ難しい。

「そんなに思い悩むな」

「マイナス思考だと嫌な現実を引き寄せるよ」

というアドバイスは意味ない!!

分かってるのに抜け出せないんだよ!!

と思っていました。


それでも打開できたら思い悩んだ意味もあるというものです。


そうか。

今までは、打開できる希望あったから、

抜け出せなかったのでしょう。


希望があったから、

その希望を消さないために、

あえて抜け出さなかったのでしょう。


ネガティブを原動力にして頑張れていたから、

原動力を失くしたら不幸一直線になりそうで怖かったのでしょう。





39歳になってから変化が訪れました。



39歳になり、

私は諦めの境地に入りました。

産めたとして1人。

その現実に近づきました。


私は37歳を過ぎたくらいから、

理想を下げて、

「周りから遅れをとったものの、

38までには1人産んで、2人目を40で産む」

を最低限の希望にしていました。

けれど、39歳になり、

その夢さえもう叶わなそう。

ようやく希望は散ったのです。


そこで初めて、

ネガティブ思考は全くいいことないな!

と思い始めました。



悲しいかな、

希望が散ったことにより、

ようやく次のフェーズに入ったのです。



少しずつ、

子どもがいなくても幸せだな、

養子縁組や里親を真剣に考えてみようかな、

と思えるようになったのです。


ネガティブを少しずつ手放せたのです。




だってネガティブを原動力にして頑張ってきても成果が出なかったから。

手に入ったのは「苦しかった過去」と「報われない現実」



人生ってそういうもんなのね...。

ほんまにネガティブはよくないわ...。

理想と違う現実であっても、

「今」を楽しむことの方が本当に大事!!


大人になった私は知ったのでした。




自分を苦しめていたのは、自分自身なのです。




体は老化したけど、

心は成長したな。