※妊娠15週で死産しました。これからの日常の中で、人と比べたりしてどうしようもなく辛くなった時に思い出したいことを、書き留めておきます。


私はこの子の母親だから。


よその子やよその母親と比べて落ち込むなんて、

頑張ったこの子に失礼すぎる。


この子はお空に帰ってしまったけれど、

命をかけて私を守ってくれた。

私を救うために生きてくれた。


私はこの子が誇らしい。

私はこの子に感謝している。


生きて産まれることだけが素晴らしいわけではないよね。

死んでしまっても、

お腹の中に命を宿して生きてくれた、

それは十分素晴らしいよ。


未熟だった私たちを母親と父親にさせてくれた。

親にたくさんの幸せをくれた。

夫婦の絆を強くしてくれた。

大事な気づきをくれた。

大きな存在。偉大な存在。


この世に肉体がなくても、

生きている子と変わらないよ。

命が短くても。

我が子の可愛さと愛しさは、

目の前で笑ってる子と同じだよ。


むしろ短い期間に使命を成し遂げて、

凝縮した思い出を残してくれた

この子は偉大だよ。


目に見えなくても存在は消えない。

確かにいる、私の子。

可愛い可愛い、我が子。


写真は増えない。

思い出も増えない。

大きくならないこの子。

だけどこの子を心の中に住まわせている私は、

日々変わっていける。

成長は止まらない。

私が生きている限り、この子も生きている。

この子が来てくれて、人生は変わった。

そして人生は進んでる。

ちゃんと成長できてる、親として。

この子がいることで。


この子がいるから頑張れる。

この子がいるから幸せでいられる。

心からありがとう。


もう泣かないよ。

ずっと一緒だもんね。

約束したもんね。


私はずっとこの子のお母さんで、

この子はずっと私の子。

私の誇り。私の宝。

愛をいっぱい送り続けるよ。

愛をいっぱいもらったからね。


人と比べて落ち込むなんて、

この子を否定してることになる。


弱虫な自分のことは否定しても、

あんなに頑張った優しくて勇敢なこの子を、

否定するなんて絶対にしたくない。



この子の母親として、

強く生きるよ。

優しくなるよ。

綺麗になるよ。


この子を産んだ時、

そう決めたんだもんね。


時々弱気になってごめんね、

愛しい我が子。


今日もありがとう。