八木節音頭の樽の叩き方に関する疑問 | 八木節伝承会のブログ

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今日は、朝からどんよりと曇っています。

空に雲いっぱい広がっていますね。

日中、風がないせいか、それほど寒くは感じませんね。

夕方ごろからは、寒くなってくると思いますが・・・

 

ところで、先日、八木節会館との館長とのお話の中で、

「八木節の音頭の時に、通常は縁の部分を打つが、

なぜ中樽(鏡の部分)を途中で打つのか」

ということを教えてくれました。

八木節の音頭は、樽を叩きながら唄うのですが、

音頭をとるときは、樽の縁を、

「かっか、かっか」のリズムで叩きます。

音頭の文句の途中で、

鏡の部分(中樽打ち)を「トン」や「トントン」と打つことがあります。

いまでは、1節目の後、3節目の後、6節目のあとに打つことが多いようです。

 

館長曰く、

現在では、八木節の文句が基本的に7節ですが、

昔は、文句の長さは決まっていなかったようです。

なので、音頭取りが息つく間をとるために

中樽を打つようになったとのことです。

中樽を打つのは、どこで打つかの決まりはないそうです。

音頭を取っていて、自分が息をつきたいときや、

間を取りたいとき、調子を整えたいときに打てば良いとのことです。

 

館長さんから聞いたことの備忘録として・・・