挑戦すること
セントラル愛知交響楽団のホルン奏者、八木健史(やぎたけふみ)のブログへようこそ。ここ1か月、ブログをご無沙汰しておりました。ここ1か月の前半は、とても忙しい毎日を過ごしていたのですが、ここ10日ほど、全く何もないような毎日を過ごしています。緊急事態宣言が出たため、多くの音楽の場が失われたからですね悲しいです…悲しいですが、悲しんでばかりもいられませんそこで、挑戦することにしました。今まで、なんど叩いても壊れなかった壁があります。ホルンの技術の事です。全ての人間は完璧ではない(と思う)ので、どんなに高レベルの人にも、こういった部分はあるのではないかと思います。僕のような、つまずいてばかりの人間には、どう頑張っても、いくつかの壁が目の前に残ります。一つ一つ、丹念に壊して行ったとしても…演奏家として生きていくためには、その壁を越えなくても求められる表現を実現する「迂回路」のようなものを見つける事も重要ですし、それはある程度うまく行っているように思います。しかし!この何も無くなってしまった時期にこそ、迂回路ではなく、壁をぶち抜くチャレンジをしようと思いました。ここ10日ほど。ただそれを目指して練習しています。それでも、今まで破れなかった壁は、やはり簡単にはぶち抜かれてはくれないようです。ただ、「今日こそ壁を破るぞ!」と思いながら練習を始めて、破れなかった夜には「くそ〜…悔しいでも、明日こそやるぞ」と思いながら楽器を仕舞っています。いつでも、やれる時が挑戦の時ですね。