セントラル愛知交響楽団のホルン奏者、八木健史(やぎたけふみ)のブログへようこそ。
今日は昨日に引き続き、音楽の冗談について書いていきたいと思います。
その第二回で、第二楽章についてです
ちなみに、なぜこのような解説を書いているかというと、「この珍しい曲を実際の演奏会で取り上げる」という、珍しい機会を得たわけでして。
ご興味がありましたら、最後に情報がありますので、ご確認くださると嬉しいです
さて、
モーツァルトの作曲した、『音楽の冗談』は、四楽章構成になっています。
一楽章については、昨日書きました。
その二楽章は、メヌエットです
メヌエットは三拍子の踊りの曲で、これが2曲目に来るのが実は既に冗談なのです。
当時は、2曲目にはゆっくりな曲が来るのが普通だったので、きっとそれだけで笑いが起こったことでしょう!(という想像です)
現代人には、そこはとんとわからない感覚なので、多分、コンサートでは普通に聴けちゃいます。
が、
な〜んか変な感じが漂います(笑)
田舎の楽団が、止せば良いのに背伸びして、精一杯仰々しく演奏してる。
そんな雰囲気がてんこ盛りです
具体的には、三連符の粘っこい感じと、ホルンの弾んだリズムが同時に出てくるあたりで分かりそうです。
頑張りが噛み合わないんですね、メンバー間で😅
さらに、ホルン吹きは緊張からか、大変なことになっちゃいそうですよ(ここは、是非音源をお聴きください。事故が起きたかのように書いてあるんです)
さらに、そんな頼りないホルン奏者たちを尻目に、1番ヴァイオリン奏者は、だんだん自己主張を始めます。
「俺は違うぜ!」とでも言いたげです(はたまた、ホルンのミスをカバーしようとでもしたのか!?)
と、このように、一楽章と比べて、だんだんコテコテに冗談が織り込まれてくるのが、二楽章の楽しみな部分です。
この曲が生で聴ける、なかなか無い機会はこちら↓
2021年 10月31日(日)と11月3日(水)文化の日
二日間とも、10:30開演
場所は、名古屋市栄の、芸術劇場中リハーサル室です。
音楽の冗談をメインに、弦楽四重奏とホルン二重奏も聴けます。
完全予約制で、入場料は3,000円。
お越しくださる方は、このブログのコメント欄でも結構ですが、FacebookかTwitterの、八木健史のアカウント宛てに、メッセージ(DM)をくださると確実です。
または、上の画像の中に書いてあります、こんちぇるとまみの電話番号でも結構です。
会場でお会いできるのを、楽しみにしております