セントラル愛知交響楽団のホルン奏者、八木健史(やぎたけふみ)のブログへようこそ!



今日は、演奏会の告知と、そのちょっと解説をニコニコ



10月31日(日)

11月3日(水)文化の日


MORGEN KONZERT 

朝10:30開演

芸術劇場地下二階、中リハーサル室


なんと、あの、「音楽の冗談」が聴けます!




え?

知らない?😅


そうですよね。モーツァルトの後期作品、僕は間違いなくモーツァルトにしか書けない傑作だと思います!が、ですが。


ただその、あまりの趣味性の高さ?というのか、格式の無さ?というのか。

「定期演奏会でございます」

みたいな場面にはそぐわない。そんな作品であるのは確かですねチュー

だから、あまり知られていない…



しかして、その冗談の内容とは…?


今回は1回目という事で、コンサートへ向けて、少しずつ、まずは1楽章について解説していきたいと思います。




僕がこの作品の音源を聴いたのは、音楽大学に入った頃でした。

敬愛するホルン奏者、デニス・ブレインのCD全集に入っていました。


1楽章の印象は?


「ふーん、綺麗な曲。そこはかとなく変な気はするものの。冗談とか入ってたのかなぁ?」



2楽章からは、割とコテコテのジョークが入ってくるのに比べ、1楽章には、そういうのはまるで『入っておりません!』


しかし、のちに和声を学び、モーツァルトなど古典派のスタイルを学び、様々な知識を身につけた今では…


「なんという妙な和声進行…!小節はチグハグ!ここで変な三連符!〜からの、急なP(弱音)!で最初のおかしな所に戻った〜笑い泣き


と、心の中では平均5秒に一回、ツッコミを入れないといけないほど。

冗談というか、田舎くさい、洗練の逆を行く作品なのだとわかるようになりました。


田舎の楽団と、田舎の作曲家(というのが居たのかなぁ?あせる)の演奏が再現されること、請け合いです。

1楽章から楽しめたら、相当の通ですね!



次回は2楽章の解説をしますね。お楽しみに〜ウインク