構成は脳頭蓋と顔面頭蓋が関与している。
蝶形骨、後頭骨、側頭骨、上顎骨、口蓋骨、頬骨。
外頭蓋底の前方には、Ｕ字型に上の歯が並ぶ歯列弓と上顎骨の歯槽突起がある。
歯槽突起に囲まれた部分を硬口蓋（骨口蓋）といい、前２／３が上顎骨、後１／３が口蓋骨で構成される。
硬口蓋（骨口蓋）の後端には左右１対の後鼻孔があり、この外壁を構成するのは蝶形骨の翼状突起である。
外頭蓋底の中部には、外側に側頭骨と頬骨でできた頬骨弓がある。
側頭骨には下顎骨と顎関節を作る下顎窩がある。
下顎窩のすぐ後ろに外耳孔がひらいている。
外頭蓋底の後部には、外耳孔のすぐ後ろで骨が盛り上がった乳様突起がある。乳様突起の内側に鋭い牙のような茎状突起があり、茎状突起と乳様突起の間に茎乳突孔がひらく。茎乳突孔を顔面神経が通る。
また、後部の中央には大後頭孔がひらき、脊髄と椎骨動脈が通る。
その左右に後頭顆という盛り上がりがあり、第１頸椎と関節を作る。