発達障害の当事者として、私はコミュニケーションに難がある。
ただ、その障害の度合いが自分ではよくわからない。
人と会話をする際に、相手の話している内容を理解できていないことがある。
発達障害の人は空気が読めないとよく聞く。
私もそうだ。
そして、その理由の1つに、記憶力の問題があると思う。
私は短期記憶の容量が小さい。
そのため、聞いた内容を長いあいだ保持していられない。
情報量が多ければ、数秒前に聞いたことも忘れてしまう。
なので、相手が何を主題に話し始めたのか、忘れてしまう。
発達障害者は、相手と目を合わせられないだとか、人の表情が読めないとか言われる。
それに対して、私が実際にそうなのかどうか、よくわからない。
人と目を合わせることは苦手だ。
ただ人の表情はそこそこ理解できていると思う。
私のコミュニケーション障害は短期記憶と大きく関わっているのではないか、と最近考え始めた。
これは、記憶能力とコミュニケーション障害の関わりの一例かもしれない。
相手の表情を読みながら話の内容も理解するとなると、難易度が上がるのは確かだ。
会話の人数が増えれば、記憶すべき情報量も増える。
なので、複数の人との会話はますます難しくなる。
人との会話に加わらないのは、シャイだとか会話が嫌いだからとかではない。
もっと別の問題がある。
複数の人との会話の中で、話についていけずに1人黙っているというのは、トラウマ的な体験になる。