「紙」を彫ったり、巻いたり、ときどき溶かしたり。
おいしいアートとビーズを作る「やぎ~ぬ工房」です。
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ブログを書く時間が最近めっきり減ってきて…
いや、書く時間は作ろうと思えばあるのだけれど
以前のように長文をスラスラ綴るのが難しくなってきてて…(年かしら)
そんなこんなで、
このレポも行ってからだいぶ時間が経ってしまいましたが、
どうしても記録に残しておきたかったので頑張って書きましたよ!
さて、そのレポの場所とは?
目黒にある、東京都庭園美術館。
実は初めてです。
庭園美術館って名前だけでもワクワクするのですが、
本館の朝香宮邸(上の画像の建物)に一度入ってみたかったんです!
私の好きなガラス作家、ルネ・ラリックの手がけた装飾も見られるし、
何より皇族の住まわれていたお家がまるごと美術館なんて
ステキじゃないですか…
企画展もなんだかワクワクするようなタイトル。
「英国王室が愛した花々」展。
元は宮殿併設で、世界で最も有名な植物園と言われる
(といっても私は初めて知った…)
イギリスのキューガーデン。
なんと、22万点を超えるボタニカルアートを所蔵しているのだとか。
撮影OKだった、本館・朝香宮邸の2階広間↓
ボタニカルアート。
写実的で美しい花の絵…とはちょっと違う、
植物の色や特徴を正確に伝えるためのアート。
ただ「絵を描くのが好き!」という気持ちだけでは描けない、
豊富な植物の知識と、鋭い観察力、再現力、
そして瞬時に必要・不要な部分を描き分ける判断力。
科学的というか、頭脳系アートだなぁ…と思います。
現在、キューガーデンで植物画家として働いている方は、
標本を観察しながら、
それを頭の中で素早く組み立て直して描いている、とおっしゃってました。
ひえぇぇ…
ボタニカルアートを語る上で欠かせない今回の主役が
イギリス国王ジョージ3世の妻、シャーロット王妃。
芸術を、自然を、そして家族をこよなく愛した王妃の尽力で、
当時、女性の選べる職業がまだ少なかった時代に、
「植物画家」が重要な仕事の一つとして確立されたそうです。
あのウェッジウッドの食器も大好きだったそうで、
ボタニカルなデザインが描かれるようになったのも彼女の影響だとか。
…と、知識的なことはあまり言うとネタバレになるのでこの辺で。
小難しいことは考えず、
美しいお花の作品をたくさん見たい! とか、
ウェッジウッドの初期の作品気になる! とか、
そういう軽い気持ちで見ても十分楽しめると思います
あと、本館の朝香宮邸はやっぱり素晴らしかった!
一部屋一部屋、床も壁も照明もすべて違っていて、
次の間に移るたびに上から下までキョロキョロしてたものだから、
出てくる時には首ががくがくでした(笑)
食堂にあったラリックの照明、ステキだったなぁ…
「舞踏会にお呼ばれしてお屋敷を巡っていたら、
いつの間にか植物図鑑の中に迷い込んでいた」
そんな感覚を味わえますよ( *´艸`)
ちなみに、私のおすすめスポットは「書庫」。
一歩踏み入れた時の周りの静けさに、
一瞬時が止まったような、不思議な感じがしました。
撮影OKの廊下↓
18世紀の応接間、ドローイングルーム(再現)。
夕食後におしゃべりを楽しむほか、
ボタニカルアートの制作もこんなお部屋で行われていたみたいです。
趣味全開の共有アトリエ…いいな…
本館だけでなく、新館にも作品が盛りだくさんなので
行かれるなら午前中に予約するのがおススメです!
外のレストランでいただいた、コラボデザート。
華やかでカワイイ
マカロン、クリームたくさんでおいしかった!
展覧会のお土産は、クリアファイルとハーブティーを購入。
ハーブティー、色々ブレンドされているからか、
クセも少なくておいしいです
そして「庭園美術館」というだけあって、
もう一つ楽しみにしていた、美術館の庭園。
西洋庭園、とにかく広々していて気持ちよかったです!
だいぶ暗くなってしまいましたが、
ライトアップされたお庭も良き雰囲気…
コロナ対策で、しばらく予約制の美術館も多そうですが、
ゆったり見られる今の間に、色々巡れたらと思います!
やぎ~ぬ
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