「紙」を彫ったり、巻いたり、ときどき溶かしたり。
おいしいアートとビーズを作る「やぎ~ぬ工房」です。
**************************************
「ビーズ」と聞くと、
ガラスやプラスチック、木、貝殻…と
いろんな素材が思い浮かぶかと思います。
私が作っているのは、「紙」を細長く切ってくるくる巻いた
「ペーパービーズ」というものです。
素材に穴を開けて作るのではなく、
竹串やつまようじに巻き付けて作る、
完全ハンドメイドのビーズ。
そのため、大量生産や販売が難しいです…。
そもそものきっかけは、
メインで制作している「彫紙アート」で、
大量に端紙があまっていたこと。
余り紙とはいえ、元は新品の紙。
何とかこれらを新しい作品に生まれ変わらせることができないか…
そう考えていたところ、
ふと小学生時代に読んだ自由研究の本(たしか)で、
「新聞チラシのビーズで、のれんを作ろう!」
みたいな内容が載っていたのを思い出しました。
↑画像はペーパービーズではありませんが、イメージはこんな感じ。
同じようにカラフルな紙で作れば、
軽くてかわいいアクセサリーも作れるのでは?
そんなところから生まれた作品たちがこちら↓
<ストラップ>
<ピアス・イヤリング>
<ブレスレット>
<革ひもネックレス>
<ブックマーカー>
<かんざし>
<ミニリース>
紙なので、アクセサリーにしてもとっても軽い!
紙だけど、防水コーティングも施しているので、
多少の水濡れはすぐに拭き取れば大丈夫です
※完全防水ではありません
イベントでの作品販売のほか、
ビーズの作り方も学べるワークショップ等も
不定期で開催しています。
ペーパービーズの歴史自体はまだまだ謎が多く、
19世紀にはすでにイギリスで作られていたみたいですが、
正確な発祥は分かっていません
ただ、新聞チラシののれんは
私の祖父母世代の方も良くご存じだったので、
戦時中や戦後、もののない時代を少しでも豊かに生きるための
日本人の知恵もあったかもしれないです(個人の見解)。
ウガンダやパキスタン、ケニアなどでは、
経済的に苦しい女性の方々が生計を立てるために
ペーパービーズの生産を仕事にされているそうですよ
(しかも巻き方がとってもキレイ!)
「あまった紙を無駄にしない、エコな活動だね!」
と言われることも多いです。
もちろんそれはその通りなのですが…
やぎ~ぬ工房のペーパービーズは、
大人の方でも身につけられる、紙が主役のアクセサリー 。
ただのリサイクルやカンタン工作で終わらないよう、
一つ一つの巻き方やニスの塗り方も丁寧に、
紙とは思えないような美しさを心がけています。
日本にもペーパービーズの作家さんはたくさんいらっしゃいますが、
「ペーパービーズ」という言葉自体は
まだなかなかなじんでいないようです。
ペーパー、と入っているので
材料も「紙」だとすぐ分かりそうな気がしますが、
意外とそこに気付かない方がほとんど…
(そう見えない方が逆に嬉しかったりしますが)
今はまだ、リサイクル工作というイメージの方が強いので、
いわゆる「ハンドメイドアクセサリー」のジャンルの中に
ペーパービーズが入れるよう、
より美しく、より丈夫なペーパービーズを研究していければと思います!
やぎ~ぬ
◆SNSもフォローお願いします◆
◆大事なお願い◆
彫紙アートは商標で守られており、作品には著作権があります。
掲載画像のコピー・転載はご遠慮ください。
また、日本彫紙アート協会会員でない方が
彫紙アート作品を展示・発表・販売することはできません。
ご了承ください。
************************************
☆オンラインショップ、minneにてオープンしました!
【1day講座】
※決まり次第お知らせします
・12/12(土)~1/23(土) 縁起もの・贈りものフェア(押上・甘夏書店)
************************************
ランキング参加中です。