　昨日の元旦はコミケ直後＆元旦の初詣はメチャ混みしてそうだったのでゆっくりし、２日の今日初詣に行って参りました。

↑皆中稲荷神社

　まず最初に行った神社は皆中稲荷神社です。徳川幕府の鉄炮組百人隊の氏神さんですね。「当たる」に御利益があり、宝くじやギャンブルの神様として有名です。

↑鉄炮組百人隊と神社由緒説明

↑皆中稲荷神社拝殿

　ここで参拝する事といえば、「２０２４年夏のコミケサークル当選」です（苦笑）。まず当選しなければサークル参加できませんし、サークル参加できなければ論文発表の場がなくなります。書いた歴史論文が発表できるか否かはサークル当落選次第なのですが、コレばかりは神のみぞ知る運の世界。なので神頼みしかないのです。

　あと、お守りを新しいものを頂き、古いお守りを返納します。

　皆中稲荷神社での参拝を終わらせたあと、次は電車に乗って早稲田へ。ここに穴八幡神社がありますので、ここでも参拝します。

↑穴八幡神社

　ここは金運に御利益があると言われており、有名な「一陽来復御守（携帯）」を頂きます。

↑鳥居には「松本順（松本良順）」の名が……

　ちなみに、上記写真にある通り、新選組ゆかりの人物松本良順の名が見えます。また、高田馬場にもほど近いため、流鏑馬神事なども行われてきた由緒ある神社です。

↑流鏑馬神事像

↑説明板

　流鏑馬は中世のころから武士の武術訓練の一つでした。いわゆる「弓馬の道」といわれるものです。この弓術と馬術を武芸の中心に置く歴史は、奈良時代の大宝律令に明確に定められており、大和朝廷が中央集権国家となった時から始まりました。武士という存在が歴史に登場する以前ですから、武士という存在が成長して歴史の表舞台に現れたとき、すでに「弓馬の道」あるいは「兵（つわもの）の道」といった武士精神も同時に歴史上に登場してくるというわけです。

　そして、穴八幡神社での参拝を終わらせた後、すぐ横にある放生寺へ。

↑放生寺

　放生寺は、もともとは穴八幡と一体でしたが、明治期の神仏分離政策によって分離されて出来たお寺となります。このお寺には修験道の開祖「役の小角」を祀るお堂がありまして、これが「足腰」に御利益があるのだそうです。

↑神変大菩薩の説明

　去年の春先より、私は足裏の「筋膜炎」を患っておりまして、これがなかなか治らない……（泣）。悪化もしないが治りもしないという持久戦状態なのですね。とにかくこの病を悪化させないため、長時間史跡を歩き回って見て廻るということができない。山城を上るといったハイキング的なものも、まぁやろうと思えばできますが、避けて置いた方が良いだろうということで……。まぁ～厄介なんですわコレが……（泣）。

　で、足の病なら「役の小角様」の御利益にすがるべきではなかろうかと、参拝した上で「神変大菩薩のわらじ御守り」を頂いて参りました。

　で、ここまで来ちゃうと、近くに「赤穂浪士堀部安兵衛、高田馬場の決闘」の碑がありますので立ち寄りします。

↑高田馬場跡

↑高田馬場跡案内板

　上記写真が、地名としての「高田馬場」の由来になっている馬場跡になります。そして……

↑馬場の近くにあったという町（？）「茶屋通り」

↑茶屋通りの説明

　この茶屋通りで、仇討ちの助っ人として赤穂藩士堀部家に養子に入る前の堀部安兵衛が決闘にのぞんだそうです。前回来た時は、近くの水稲荷神社の秋祭り当日だったため、人だかりで通りが見通せなかったんですよねー（汗）。

　そして、堀部安兵衛の顕彰碑もこの通りに建っていましたが、これは後に水稲荷神社へ移されています。

↑水稲荷神社拝殿

　なので水稲荷神社も参拝しました。ここで御守り類を見ていたら、「防火符」があったので思わず頂きます。いやぁ、静岡の実家に帰省していたら、いつも行くお寺で「火除けの札」を頂いて東京に戻って台所に貼ってたのですが、コロナ流行で帰省しなくなり、「火除け札」なしの日々だったのです。でも、やはり自炊をする者として火事は怖い。どこか東京でこうした「火の用心」のお札なり御守りなりはないものかと探していたところだったのです。こんなところで見つけるとは！。これも神のお導きか！？。調べてみたところ、ここで霊水が湧き出し、それが眼病に効き、かつご神託があって「信仰すれば、火難を逃れるだろう」と。この霊水から「水稲荷」と呼ばれるようになったとのこと。火伏せの神様ではありませぬか。なるほど！。で、「防火符」を頂き、堀部安兵衛の碑も見ます。

↑堀部安兵衛顕彰碑

↑堀部安兵衛顕彰碑説明

　武士道を探求する者として、「忠臣蔵」と赤穂義士は外せません。さらに、こうした「仇討ち」や「決闘」といった行為も重要なわけでして。でも、江戸時代に伝説化している逸話類は、なかなか「フィクション」と「史実」の分離が大変なんっすよねぇ。司馬遼太郎の小説で作られた「フィクション」を見破る方がまだ楽です（苦笑）。

↑ゲットしたもの

　水稲荷神社の「防火符」の他、立ち寄った本屋さんで衝動買いした本、穴八幡で売られていた「サンザシ（ドライフルーツ）」を二袋ほど購入。サンザシは血をさらさらにする作用があるため、私のように高血圧の人間には健康のために良いと。血がさらさらになるのは良いけど、凝血作用を弱めもするので、食べ過ぎると怪我をしたときに血が固まらず流れっぱなしになるので要注意です。

　ということで、今日は毎年御守りを頂いている神社やお寺を初詣で巡ってきました。皆中稲荷神社では「サークル代表としての祈願」を、その他は主として「身体健康」をお願いして参りました。皆様も、一年健康第一でお過ごしください。

2024年の初詣