やれやれ、ようやく、都築さん宛の一文も掲載された様で、劇場通いをしていた当時に言えなかったことを伝えることができ、ホッとしている。

 

 卒業してゆく際に、まさなさんが、「1期生なんて知らない。江籠ちゃんあたりからしかわからない、と最近のファンの方からは言われる」とこぼしていたけれど、それは皆さん、「一番楽しかった時代のSKEを皆さんは全く知らない」ということですよ。

 

 僕は、SKE結成以前・・AKBから何名かが、目的は知らされずに「名古屋へ行け(あの頃の移動はひどかったから)」と言われ、現場では「名古屋で何かが始まるらしい」とささやかれていた時点からみている。松井珠理奈さんが「10年に一人の逸材」なんて評されるより更に更に前の時代から。そこから、序盤の内紛(告発と突然の卒業騒ぎや、KIIの不評、Eの評判上らず、KIIメンバー4人の研究生への降格等々)で48ムーブメントにのりおくれ、「1,2,3,4」あたりから何とか盛り上がってきて・・・という「最初からの全て」を僕はみてきた。そうであるから、「今ファンをやってます。だけど昔のことは知りません」なんて「自称ファン」の皆さんには「帰れよ」という気持ちかな?後からきて偉そうにしているんじゃないという気持ち(都築さんのコメント欄に「存在を知らなかった」なんて書いているとんでもない人がいたけれど、もはやそれは「笑うしかなし」。だって失礼すぎるだろ?)。

 

 前作の選抜欄に「荒井」さんの名前がまだ刻まれていることに驚いた。荒井さんといえばS公演の最中に(まだメンバー入りしてすぐの頃)、リーダーの中西さんを「ババア」と大声で呼んだ前歴があり、僕は当時から心からあきれていたので。その「ババア」なることばを平然とつかった荒井さんが、ご自身も相当の年齢となり、それでもまだ在籍している、というのが、何だかおかしなものだなぁ、と。あの時、中西さんを心の底からばかにしたことを、今の本人はどう思っているのだろう?すこしは反省しているのだろうか?と思う訳ですよ。

 

 それにしても、選抜のブログも更新される頻度が減ったものだなぁ。かつては「かかさず毎日」書いていた須田さんですら、1枚のシングルに対し20回程度しか書いていない・・・ブログというメディア自体の存在位置が大きく変わったともいえるのだろうけれど。

 

 そうそう、、、昔々は、イベントごととなると「朝4時」から並んでまず整理券をもらい、更に手続きがあり、再集合して、実際のイベントは夕方から、なんてことも平然と行われていた。握手会も、まだ真っ暗だった「朝5時」から受付待ちをするのが常だった。劇場だって、現在のきれいな劇場ではなく、席順がわるければ「劇場なのに、何もみえない」こともあった。「ライブは昼、握手会は午後なのに、5時から待つのはおかしい」と、初代の劇場支配人さんと我々がさんざんかけあって、自由な時間に出入りできる様に変わったのであって、最初から便利であったわけではない。そういう時代を全て経験してきた自分からすると、現在の皆さんは随分と楽をしているなぁ、という感覚しかない。

 

 今をときめく乃木坂の皆さんも、48ムーブメント最高潮の年に、大握手会の最中に、「ライバルグループが結成される」と運営側が発表したのが「お披露目以前のお披露目」であり、「今年始めるのは無茶だなぁ」と思いつつ、怒りで色めきたっているAKBのファンの皆さんの真っ只中で、乃木坂とはどんなグループになるのか説明をきいたこともおぼえている。あれから随分とながい時間がたったものだ。48ムーブメントが下火になるとは当然思っていたけれど、だからといって坂道グループの時代がくるとは信じられない、2011・2012の「48の熱量」は、そこまでのものがあった。