誰がリークしたのか?⑩…自ら「罠」にはまった独生女


チョン・ウォンジュ秘書室長とユン・ヨンホ本部長、キム・ソクビョン理事長らは、2018年、解雇されたパク・チニョン弁護士に汝矣(ヨイ)島(ド)パークワン(Y22)訴訟の責任を転嫁するための方案として、パク・チニョン=韓鶴子総裁顧問弁護士を「特定経済犯罪加重処罰等に関する法律違反(背任・詐欺)および弁護士法違反」で告訴した。

この事件は2023年6月13日に検察で不起訴処分となった事件なのだが、統一教会の権力者層の間でも大部分が知らない内容だった。ところが、この事件が『イロウンネット』記者と「正義連帯」のキム・サンミン事務総長らにリークされながら、独生女は抜け出せない罠にはまってしまった。

つまり、パク・チニョン弁護士を背任・詐欺等で告訴した資料によれば、「韓鶴子総裁が汝矣島パークワン(Y22)訴訟の判決を有利にするための訴訟費用として、パク・チニョン弁護士に3億円(30億ウォン/※便宜上レートは1:10で換算)を与えた」とし、「そのうち1億5千万円(15億ウォン)は法曹人や捜査機関に賄賂として使用した」というのである。これは、韓鶴子総裁がパク・チニョン弁護士を通じて法曹人や捜査機関に賄賂提供を行ったということを自白したのも同然であり、自ら墓穴を掘ったわけだ。

韓鶴子総裁とともに賄賂罪で告発されたチョン・ウォンジュ室長が、この事件を解決するためには、3つの難題を解決する必要がある。そのため、2024年4月5日、「誰がリークしたのか?⑨…独生女の堂々とした姿を期待しつつ」というタイトルでカフェにアップした。

https://cafe.daum.net/antiuccorruption/ZXsd/176 

チョン・ウォンジュ室長が最初の難題である、「記者とメディア」を完璧に防御したとしても、2つ目、3つ目の難題を解決しない限り何の意味もない。

2つ目に解決すべきことは、「正義連帯」キム・サンミン総長に、韓鶴子総裁を含む6名に対する賄賂罪告発を取り下げさせることだ。
 

キム・サンミン総長は、2024年3月22日、韓鶴子総裁を賄賂罪で告発し、2024年3月23日には天正宮入口で、翌日には天福宮前で、「正義連帯」を含む8つの市民団体が連帯して[世界平和統一家庭連合 韓鶴子総裁を拘束、捜査せよ!]というデモを行った。

キム・サンミン総長の告発取り下げが実現しなければ、キム・サンミン総長が検察で告発人調査を受けた後、被告人らは全員、検察で被告発人調査を受けることになる。被告発人らが検察の調査過程で、法曹人に対する賄賂提供を否定して不起訴処分になれば、パク・チニョン弁護士は検察の不起訴処分決定書を根拠として、韓鶴子総裁を含むパク・チニョン弁護士告訴に関わる者全員を誣告(ぶこく)罪で告訴し、法的処罰を受けさせることが可能になる

また、この事件は、法曹人や司法機関に賄賂提供したもので、非常に深刻な犯罪行為だ。キム・サンミン総長は、この事件が法曹人に賄賂提供したものであるため、検察捜査が不十分な場合は、高位公職者犯罪捜査処にも追加告発するだろう。

上記のような事情で、チョン・ウォンジュ室長は、なんとしてでも弟のチョン・ヒテク『世界日報』代表理事にキム・サンミン総長を説得させ、告発取り下げをさせてこそ、韓鶴子総裁の賄賂罪による法的処罰を防ぐことが可能になった。

最初の難題である記者とメディア報道に関する問題を解決した後、2つ目の難題であるキム・サンミン総長の告発取り下げを実現しようとすれば、キム・サンミン総長と連体してデモを行った「正義連帯」以外の7つの市民団体まで合わせて解決する必要がある。

キム・サンミン総長が、リーク者が提供した告訴状と証拠資料を根拠として、韓鶴子総裁を含む6名を「特定犯罪加重処罰等に関する法律違反(賄賂)等」でソウル北部地検に告発した事件であるため、これを解決するには想像を超えた金額が必要なはずだ。

この事件は、独生女を含む統一教会の権力者層の誤判断により独生女が罠にはまったもので、結果的に自ら墓穴を掘る形となったものだ。それなのに、その尻拭いを食口たちの献金で行わなければならないという事実が、まったくもって残念な限りである。

 
                                崔鍾根
                       [統一教会不正腐敗追放監視委員会]

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