トランプ米国大統領の霊的なメンターとして有名なポーラ・ホワイト牧師が17日、「何ものも神の愛から私たちを引き離すことはできない」という聖書一節を引用し、このような悟りが自身の人生を完全に変えたと説明した。

トランプ米国大統領の霊的なメンターとして有名なポーラ・ホワイト牧師が17日、「何ものも神の愛から私たちを引き離すことはできない」という聖書一節を引用し、このような悟りが自身の人生を完全に変えたと説明した。

親であろうと先生であろうと、誰にでも自分の魂に深い響きを与えた人物がいるはずだ。世界に名を轟かせるドナルド・トランプ米国大統領も例外ではない。トランプ大統領の場合、彼の信仰を導く牧師が霊的なメンターとして知られている。汝矣島(ヨイド)純福音教会60周年行事に参加するために訪韓したポーラ・ホワイト牧師(52)がその人だ。

「世界最大の教会」に成長した汝矣島純福音教会は18日、ソウル上岩(サンアム)ワールドカップ競技場で「韓半島(朝鮮半島)平和のための祈祷会」を開き、ホワイト牧師はこの席で説教を行った。ホワイト牧師は昨年米国、ワシントンで開かれた「韓米指導者昼食祈祷会」に参加し、イ・ヨンフン汝矣島純福音教会担任牧師とともに挨拶の言葉を述べるなど深い関係を結んでいる。

米国で指折り数えられるほど成功した聖職者のホワイト牧師の人生とトランプ氏との関係を聞くために今月17日、ホワイト牧師に会った。ホワイト牧師は訪韓直前にイスラエルに立ち寄り、米国大使館のエルサレム移転行事に参加した。

--韓国は初めてか。

「1年前、夫の韓国公演で来たことがある。私の夫は『ジャーニー』というロックグループのメンバーだ。当時、韓国ファンがこれほど熱烈に歓迎してくれるとは思わなかった。アジアで最高の公演を行った。その時、博物館などを訪れ、韓国文化に深い感銘を受けた」

--あなたの信仰について教えてほしい。

「私はもともと協会の中で育っていない。だが、18歳の時に特別な啓示を受けて敬虔(けいけん)な信者になったケースだ。小さな教会で信仰生活を始めて33年間牧師として仕事をしてきた。初めて牧師になった1980年代はワシントンDCの小さな教会に奉仕し、その後暴動が起きたロサンゼルスに行って90年代初めまで困難を経験した者を慰めた。それから91年、フロリダ州タンパで5人の信者とともに『壁なき国際教会(WWIC)』を設立し、米国で2番目に大きな教会に育てた。現在は5年前にオーランドに建てた『ニュー・ディスティニー・クリスチャン・センター』の担任牧師として仕事をしている」

--子どものころに大変な生活を送っていたが、宗教の力で困難を克服したと聞いた。

「もともと裕福な家庭に生まれたが、5歳の時に父の事業失敗で家が没落した。結局、父は自殺し、私は貧困と性的虐待まで体験しなければならなかった。このために青少年期に自意識の混乱に苦しむこともした。そんな中、18歳の時にイエス様を知った」

--特別な契機があったか?

「(笑)。当時、音楽をしているある男の子を追いかけていた。ある日、その子の家に遊びに行ったら、そこでその子の叔父さんに会うことになった。その叔父さんは私をひと目見ただけで私が心理的に苦痛を受けていることを見抜いた。それから『私が君の問題に対する解答を知っている』と言って神と救援について話をした。その時から私はキリスト教に対して深い関心を持つことになり、永遠に人生が変わることになった」

--その後どうしたか。

「すぐに聖書を探して読んだ。聖書の中には私が誰で、何をすべきなのかに対する答えがあった。この時から2年間、私は聖書の研究に全力を注いだ」

--放送を見ると、白人であるあなたの説教に黒人信者も非常に熱狂している。その理由は。

「私は多様性を何より尊重する環境で育った。母は私が9歳の時に海軍医務部隊長と再婚したが、新しい父のおかげで多種多様な人と会うことができた。また、貧しかった子ども時代を体験し、厳しい人生というものが何かよく知っている。このような経験がさまざまな階層の問題点を理解し、彼らを慰めるために大きな力になってきた」

昨年、大統領就任式の時、キリスト教を代表する2人の1人として参加するほどホワイト牧師はトランプ氏と近い。それだけトランプ氏をよく知り、絶大な影響を及ぼしているという意味だ。ホワイト牧師はトランプ氏が以前から篤いキリスト教信者だと紹介した。

--トランプ氏と親しいとのことだが、近づくきっかけになったのは何か。

「17年前、トランプが私が司会をしている『ポーラトゥデイ』という番組を見て電話をかけてきた。トランプは『あなたの説教は最高(fantastic)だ』と称賛した。私の番組は宗教チャネルだけでなく、ABCやFOX(フォックス)など47のチャネルで放映されるほど人気があった。その後、トランプが電話をかけてくることが何回か続き、ニューヨークに行った時に彼に会った。それから、トランプだけでなく彼の家族とも親しくしている」

--あなたの説教おかげでトランプがキリスト教信者になったという話がある。

「間違って伝えられた話だ。彼はキリスト教一家で生まれ育った。特にトランプの母親は篤い信者だ。

私によって信仰心が深くなったかもしれないが、トランプはもともとキリスト教徒だった」

--トランプとの特別な記憶といえば?

「2011年にもトランプは大統領選挙に出馬すると言って、私に『神の声を聞きたいから牧師を呼んでほしい』と依頼した。そこで私は30人余りの牧師を集め、彼らと一緒に6時間、トランプのために祈った。その後、トランプが私の考えを尋ねたので私は『今はその時ではない』と答えた。彼は結局、私の言葉どおり出馬はしなかった」 

 

*同時に参加したカンボジアの大統領は元クメールルージュ

つまり共産主義者である。

 

 

 

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