最大6000億円の自社株買い、リクルート、資本効率向上
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC099U20Z00C24A7000000/
リクルートが潤沢な資金を活用して過去最大の自社株買い、6000億円を行うことを発表した。
2024年3月期の連結純利益は過去最高の3536億円。ネットキャッシュ(現預金-有利子負債)は1兆円を超える。
このキャッシュを戦略的なM&Aや自社株買いに充てて、2026年3月期までに6000億円まで削減し、資本効率を高める戦略。
常々思うのだが、資本効率を高める為にM&Aをするのは分かるのだが、株主に還元する理由は理屈はどこにあるのか、いまいち腹落ちしない。
何で自社のキャッシュを株主に分配しないといけないのか?
少し考えてみよう。
例えば僕がラーメン屋を開業するにあたり、1000万円資本を注入したとする(僕の持分100%)。
ラーメン屋が大繁盛し、予想以上に儲かってキャッシュが1億円積み上がったとする。
ラーメン屋のオーナーである僕からすると、喜ばしい反面、1億円もラーメン屋がキャッシュを遊ばせておく必要はないよね。
そんなキャッシュなくても事業回るし。
そう思うだろう。
次に、
僕のお金で成長したんだから、溜まった1億円を事業に使わないなら、僕は他の投資に金を回したいから出来れば還元して欲しいと思うだろう。
元は僕のお金で、僕が100%オーナーなんだからそうゆう権利はあるだろうとも思ってしまう。
しかも、繰り返し言うが、「遊んでる」金だから問題ないだろ。必要なお金を無理やり吸い上げたいと言っている訳ではないし。
もし、その本音や心情を僕が伝えずとも、ラーメン屋を経営してくれている雇われ社長が「八重洲さん、金余ってるので還元しますね」と言ってくれたら、僕はきっと「こいつ分かってるな。引き続き支援しよう」そう思うだろう。
要はそうゆうことか。
納得した。