ブラザー、3度目の「変身」へ ローランドDGに対抗TOB ニッチ戦略貫徹→


https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC135L20T10C24A3000000/


プリンターやミシンで有名なブラザー工業が、業務用プリンターメーカーのローランドDGのMBOに割って入り、TOBを仕掛けました。


元々両社は2019年12月から業務提携は行なっており、2023年9月にブラザーからDGに全株式取得の提案もあったそうですので、寝耳に水という訳ではなさそうです。


産業用の印刷機械や工作機械の売上高比率を31年3月期までに5割(23年3月期は3割)に高めたいブラザーにとって、シナジーを生み出せる相手としてピッタリな買収先との判断な様です。


またTOB価格は5200円に設定されました。


昨今同意なき買収がどんどん増えていますね。

本件に関してDGは今のところ応じる構えはなさそうですが、最終的に決断をするのは株主(金融機関約22%、外国法人約37%、個人株主約33%)ですので、どの様な結末を迎えるのか楽しみにしたいと思います。