新興買収、世界企業では「日常」 脱・停滞へ「動的な組織」カギ 編集委員 小柳建彦(経営の視点)→

https://www.nikkei.com/article/DGKKZO78030820Y4A120C2TB0000/


日経編集者のコラムが興味深かったです。日本が海外と比べて大企業とスタートアップの連携(提携や買収)が少なく、それが企業成長やスタートアップのダイナミズム不足に繋がっているのではないかという事を述べています。例えばアメリカで言えば、2000年〜2022年までの間に、

  • グーグル: 341回
  • マイクロソフト: 272回
  • アマゾン: 144回
も企業買収をしたそうです。
例えばグーグルのYouTubeやAndroidも企業買収ですし、私は知りませんでしたが、アマゾンのアレクサも欧州のスタートアップが源流だそうです。

この数字には大変驚きました。全てがスタートアップ買収とは限りませんし、記事にもそうは記載されていませんでしたが、そもそもがITテック系の会社3社ですので、買収している先もスタートアップが多いのでしょう。確かにこれを見てしまうと、日本企業の連携不足を感じざるを得ません。

スタートアップ側から見ても、イグジット(保有株の放出)の選択肢がIPOだけではなく、M&Aもあると考えれば、よりダイナミックにトライ&エラーに取り組めるかもしれないとも思います。

私はどちらかと言うと大企業側ですが、この様なスタートアップ連携の観点をより持つ必要があると思いましたし、その為には会社として進むべき方向性をよりシャープにするべきだとも思いました。