最近のmy boomが“江戸しぐさ”。

ふとしたところから私の耳に入ったこの言葉。
響きがなんとも美しい
この響きに惹かれて調べてみると実に面白いし、学ぶところがたくさん
私がとっても気にいったもの、自分への戒めも込めて江戸しぐさを紹介してみたい。


そもそも江戸時代、江戸に住む町人(職人・商人など)たちが人間関係を円滑にし、
日々気持ちよく暮らすために考えられた知恵が、後世

「江戸しぐさ」

と呼ばれるようになった。
町人たち自身によって考えられ、暗黙のマナーとされていたのが江戸しぐさ。

●傘かしげ
雨の日に傘をさした人同士がすれ違うときには、お互いの傘を外側に傾け、し
ずくが相手にかからないようにすること。こうすると、傘と傘がぶつかる
こともない。

●こぶし腰浮かせ
乗り合いの渡し船などに乗っているとき、後から人が来たら、
みんなで腰を浮かし、こぶし1つ分、体を横にずらして席を作ること。

●肩引き
狭い道をすれ違うとき、お互いに相手側の肩を後ろに引き、体を斜めにしてぶ
つからないように歩くこと。

●七三歩き
公共の道では、道の端から三分目(3割)ほどまでの間を歩き、真ん中は緊急
の用などで急ぐ人のために空けておくこと。
道をふさぐように真ん中を歩いたり、大勢で横並びになって歩いたりするような、
後ろから来る人のことを考えない歩き方は「通せんぼしぐさ」といわれ、注意を受けた。

●片目だし(お通りゃんせ)
家や店から通りに出るときは、急に飛び出さず、まず顔を出して左右を確認。
通行している人がいればやり過ごしてから、タイミングを見計らって出て行く
ことで出会い頭の衝突などを防ぐことができる。

●逆らいしぐさ
「しかし」「でも」と文句を並べ立てて逆らうことをしない。
年長者からの配慮ある言葉に従うことが、人間の成長にもつながる。

●はいはいの修養
「はいはいの修養、いかがの注意」
まずハイと返事をして、人の意見を聞きなさい。
その内容をじっくり吟味して、もし疑問や意見があれば
ところで、この点はいかがでしょうかと伺いをたてなさい。
昔の人はこう言って自分を戒めた。

以上。



・・・・・




言葉を失ってしまう。
研究すればするほど反省。
なんかよくわからないけど

「今までごめんなさい」

と叫びたくなる。

のは私だけ


現代社会において、皆がこの江戸しぐさを熟知して取り入れたら、
今よりほんの少しでもいい社会を築けるのではないか・・・。