最年長の生徒さん
昨日は強い雨だったので
早起きの生徒さんに
早起きの私から電話をかけた。

雨が強いようですね。
レッスンはお昼にしましょうか。

と話した。


先生、わたし行くわよ。
大丈夫。
電車とバス、歩きもあるのに
さらりとおっしゃった。







レッスンは 
みっちり1時間。

集中して
2つの録音機に納められていた。






来てよかった。
気持ちが音に
入り込めるようになったわ。

本当に来てよかったわ。














わたし、
来れるうちは
頑張って来ます。
やりたいのよ。
先生のところでピアノを。



70過ぎた今も
美容院を経営されている。
着付けは
夏から予約が入る。

70過ぎても
今なお学び続ける方。

わたしは尊敬している。



最近、
若いときの経営記録が出てきて
驚いたそうだ。




こんなに
わたしは働いてきたの。

よくやってきた。
これからは
好きなことをやっていいわよね、
先生。





もちろんですとも。




ひとりひとりには
歴史がある。

ものがたりがある。

その
おひとりおひとりに
ピアノが
音楽が
触れようとしている。




ピンポーン、と玄関で。

デコ寿司の先生の曜子さんだ。

薔薇、作ったわよ。
たべて〜!!^ - ^!!


曜子さんの薔薇のお寿司は

スモークサーモン、
たらこ
甘さ控えめの卵、
さっぱりした野沢菜、
デンプ、

それぞれの素材が、
優しく引き出された
集合体だった。





夜の大人2人は
シューマンのソナタと
ベートーヴェンのテンペスト。

いまひいているフレーズは
どの音へ向かって弾くのか。


集中して譜面を
読み込んでいく。



曲の美しさに誘われ、

シューマンの、
ベートーヴェンの
想いを読み取りたい と
願い、
1音1音 
弾き進んでいく。





ひとりひとりに
願いがある。


その願いへの
ちいさなステップを
叶えていこうね。




忘れないようにしたいな。


その願いを生み出した
もっと
自然に湧いてきていた
想いがあったことを。



❤️ 弾きたい。
     音の中に憩いたい。
     ピアノが好き❤️