デザイン。
10年前は取材ってなんだろうと思いながら取材して本をつくっていて、最近は、デザインてなんだろうと思いながらデザイン作業をしています。
イラストレーターだからデザインの「デ」の字も知らない。ただ自分の絵が本の表紙に使われたりすると、自分で描いた絵じゃないみたいに素敵に感じることがあって、ああ、これがデザインの魔法みたいなものなのかなと漠然と思っていました。
でも実際にデザイン作業をしてみると、もちろん魔法なんて全然使えなくって、そして一方でカボチャを馬車に変えるような魔法は、必ずしも本当の意味でいいデザインとは言えないのではと思うようになりました。
デザインて魔法じゃなくて、むしろ交通整理に近いんじゃないか?と思って、最近は「よく伝わるお手伝い」みたいな気持ちで作業してます。デザインのテクニック的なものは全然ないので「伝われええ!!」みたいに念を込めてる(?)だけかもだけど!
折れない刃。
カッターはずっとオルファの「内装用/特専黒刃」というのを使っているんだけど、めちゃくちゃ切れ味が良くて手放せない。趣味の粘土づくりやレザークラフトにも大活躍で、荒っぽくがしがし使ってもびくともしない。周りにもやたら勧めているくらい大好きなんだけど、この間そんなオルファの「ハサミ」を見つけて即買いしてしまった。
オルファって「折る刃」からきてるのに、折れないのもあるんだー!!!
…という妙な感動があって、つい。
このブログを書くのにオルファのサイトを見たら、なんと「カッター」を世界で初めて作った会社だそうでびっくり。ものすごい偉業じゃないか…。逆にカッター以前は何で切ってたんだ、くらいに必需品だし。
やはり仕事は誰かのためにするものだなあとつくづく。
2020始め!文房具チャージとトルコ語のこと。
美容院に行って雑誌を見ていて、最近文房具屋にあまり行ってないと気づいて妙に反省しました。
一体何に反省しているのかわからないんだけど、昔は当たり前に知っていた新製品を知らない!って気づいて、つい。
ということで文具パワーを補充。CLICART(クリッカート)というサインペンを買ってみた。
このサインペン、なんとキャップがなくても乾かないインクなんだそうだ。
書き味は細めのサインペンって感じ。
構想を書くときになぜか青いペンで描くとアガる気がするのでとりあえず青を買ってみたものの、
このペン36色あるから、気に入った色を足せるのもうれしいな。
あと、すごい気になってた透明の消しゴム「クリアレーダー」は売り切れててなかった。残念!
ともあれ、文具パワー充電できて嬉しかった。
そういえば、趣味のトルコ語は相変わらずゆるく続けてます。
私のトルコ語レベルは、こないだの授業(99%トルコ語)で「トルコにハゲが多いから、自分の毛を頭に植毛する技術がすごい発達してて、手術が安くて上手なもんだから、フランスやドイツから施術しに人が来る」という、超どうでもいい情報のみ聞き取れるくらいのジョボい実力です。私のトルコ語、上達してるのかなあ。
そういえば最近楽しいなと思った遊びは、観たことある映画をトルコ語吹き替え版で観てみる、というもの。
例えばこれ!ターミネーター:ニューフェイトの予告編。
↓日本語字幕版
↓トルコ語版
トルコ語版を見たら、
「"mahşer günü" olacaktı("審判の日"になるはずだった)」「geliştirildim(意訳:強化型人間だ)」
という絶対使わない言葉を覚えた…。まあこれはあるあるなのかもしれない。
トルコのネットラジオを聞くと、どうでもいいCMソング覚えたりするし。
(ちなみに、ターミネーターで有名なセリフ「I’ll be back!」はトルコ語では「Geri döneceğim!」です。げりどねじぇいむ…。)
ターミネーター:ニューフェイトは映画館で観た後に上の動画を観たのと、
基本的な話が追いかけっこっぽいというか、やるかやられるか!みたいな話で単語が割と簡単らしく
いい感じに聞き取れたので調子に乗って、次に観たことあるマフィア映画の予告編ををトルコ語版で見てみたら
びっくりするほどさっぱりわからなくて、そっとブラウザを閉じました…。
調子に乗るとわかんない!というのもまた、語学のあるあるなのかもしれない。
でもなんか、知ってる映画を改めてトルコ語で聞くとストーリーがなんとなく追えて楽しいし、すごくワクワクするな。
トルコ吹き替え版のハリウッド映画のブルーレイが超集めたいんだけど、どこに売ってるんだろう。
そんな2020年のはじまりはじまり。
本年も、どうぞよろしくお願いいたします!