今は福島・喜多方山都町のキャンプ場での朝。
結露なく乾いているので、これ幸いと一式を畳んで撤収してしまったのだ・・・
昨日同様に好天で清々しい日だ、なんで今日はこのままここで連泊と決めなかったのかと、絶賛後悔中なのだった(凹
車を走らせつつ、このままでは後ろ髪が引かれる。
ここは福島だから、そうだな、山形~秋田へと流れてみるか・・・。
山形・酒田~秋田・にかほ・・・そんなところかな。
山形・鶴岡を少し先にしたところで、チョッと確認。
自分のwebサイトの一覧で近隣の野営地を見てみる。
今いる場所から少し逸れるとイイ場所があったので、立ち寄ってみることにする。
それは山形・庄内町の立谷沢南部山村広場だ。
空に浮かぶ雪山の鳥海山を望む、とても綺麗で雄大な風景。
目的の広場は、この国登録有形文化財の六渕砂防堰堤の下方に広がる場所なのだ。
すぐ道路の上には温泉の北月山荘もある。
多目的広場は駐車場を挟んで上下にあり、今時期は夏草も伸びてなくてスッキリしていて都合がイイ。
立派な水洗トイレ棟も空いていて給水もでき、利用可となっていた。
う~~む!
秋田への県境越えを思っていたものの、時間も早めですがここに落ち着いてしまおうと気が変わる。
こうして人の気配の無い、独りポツンなのが何より好ましい。
いやー!今日も暑いなぁ~汗だく。
小虫も芝生の足元から湧いてくる、そんな時期だなぁ。
ともあれ、タープを張る。
えらく古いSP社の幕だ。
老幕なれどいまだに酷使している・・・これからもがんばってくれ!(鬼
タープ下の日陰でほっとする。
正面に文化財の堰堤、奥には残雪の山々、周囲には始まりつつある新緑・・・
近くの山肌に残っているピンク色の山桜がワンポイント。
素晴らしい景色、情景だ・・・
この雰囲気に浸って、既に始めている野営酒がすすむ。
ああ、最高じゃないか・・・!
しばらくして日が傾くと、ようやくこちらまで木陰が伸びて暑さが退く。
そのタイミングで、脇に寝処を建てる。
まもなく夕刻、さらに日が傾いて影が伸びる。
気温も下がり始める。
堰堤の水音がこちらまで響いていて、その音しか聞こえない。
時たま焚き火の爆ぜる音が響くだけ。
日射しが消え、夕日が沈んだようだ。
ふと見ると、左手の山から月が上がってきていました。
ほぼ満月。
快晴の空に眩しいくらいに輝く。
素晴らしい情景だ・・・
月見で、また野営酒を重ねる。
すっかり日が暮れ、月が美しい・・・
輝く月と焚き火を眺めながら酒を汲み、しみじみとした好い晩を味わっている。
焚き火も収まり、気温もグッと下がっているのでテントに籠る。
寝酒もほどほどにして寝ようとすると、外の状況が急変して強風・突風模様になってしまった。
風に強いこの寝処のほうはなんともないが、隣のオープン・タープはどうしてもバタついて煩い。
無駄に頑張らせると良くないのでサッと下して撤収、こちらのテント前室に収納してから寝る。
今朝も露も結露もなくカラリと乾いていて楽だ。
ただ昨晩よりマシなものの、相変わらず風が吹いている。
明るくなったが、そのままテントに籠っている。
あさイチの梅昆布茶が美味い(笑
しばらくマッタリしたあと、頃合いで撤収。
水量も多くゴーゴーと唸り迫力の風景だ・・・
南部山村広場でした。
そういえば、昨年はここを後にしてから青森まで行ったんだっけなぁ・・・笑
本館はこちら↓
野営紀行in東北 YaeiBito 温泉とど (dti.ne.jp)