毎度の岩手・岩洞湖の野営地です。
家族旅行村は10月中旬で今期の営業が終了する。
なんとかその前に、今季最終の白樺林での野営をしたかったワケです。
岩洞湖のあるエリアは、本州でも寒冷地として有名な薮川地区があって既に最低気温が氷点下前後になっているほどです。
岩洞湖は冬に結氷すると、ワカサギ釣りの名所でもあります
アタシは釣りは部門外です・・・。
さて、R4で岩手に北上しますがどこもかしこも渋滞気味で進みが遅い。
とにかくトラック、トレーラーのデカものが多すぎる、近年は道路の交通キャパが限界だ。
なんとかならんものか・・・
約7時間超かけて到着。
それほど遅くなくて良かった。
管理棟に立ち寄って利用申請記入、さらに約2~300m進むとピクニック広場。
いつもの白樺林のエリアに着く。
旅行村のオートキャンプ場は有料ですが、このピクニック広場と湖畔側にあるキャンプ場は利用無料だ。
簡易な水場と簡易水洗のトイレがあって、野営には快適な場所である。
アタシは断然ピクニック広場です。
昔、この広場はキャンプ場扱いでなかったけれど、自分がこの風景に感動して利用嘆願したのが始まりなのでね・・・
素晴らしい景色・・・
2週間前に来た時よりさらに葉が落ちて、青空が透いて見える。
場内、我独りで貸し切り。
シェルタを立てます。
落ち枝を拾って狼煙上げします。
#639ケロ、久しぶりに稼働させます。
寒い時期に出番です、明るいし暖房が効くので(笑
寝処もシェルタの中にイン。
酔えばシェルタから出ることなく、すぐに転がり込めて便利(凹
燗酒で至福のとき・・・
野営酒は岩手・南部美人、お好みの酒です。
美人は好きです・・・って、ちゃうがな(凹
外は冷え込んでますが、シェルタ内は温室のような暖かさ。
極楽です・・・
美人が空いたところで、就寝のタイミングか。
翌朝、例の薮川地区では氷点下だったそうだ。
ここはそこまでは下がっていないだろう・・・
ああ、この白樺林の風景が素晴らしい!
独り、この風景に浸ってる。
焚き火越しに枯れた白樺林の情景を愛で、野営酒を手繰る。
新緑のころは精気溢れる時季、そして夏の盛りを経て今は秋の枯れ行く風情。
侘びて寂びているのだ・・・
自然はその摂理のごとく淡々と情景を変えて行く。
その情景にとっぷりと浸り込んで野営の時を過ごしている。
翌朝、今にも雨になりそうな空でどんよりと暗い。
相変わらず朝露が凄い、まるで雨に打たれたかのように全体が濡れている・・・
焚き火台も昨晩のうちに仕舞っておいてよかった。
さて非常に名残惜しくも、撤収作業にかかる。
例年なら周辺はもっと紅葉で色付くのですが、今年はまだまだという感じだ。
専門家によると、異常気象は異常ではなくなり通常となり、日本は四季→二季(夏/冬)になるのではないかと言ってる。
そんな日本の原風景を失う様な時代にはなってほしくない、と強く思うのです。
本館はこちら↓
野営紀行in東北 YaeiBito 温泉とど (dti.ne.jp)