2020年9月の時のキャンプです。
岩手県の山奥、登山ジャンルでは超メジャーな早池峰山(はやちねさん)へ向かうルート沿いにある。
気にしなければフツーに通り過ぎてしまう一角にあるのが、この野営場です。
この2020年の時には、久し振に野営にて訪問していましたね。
この先の峰南荘にて利用料¥100を払う。
この野営場は有料なのです。
細い道に入って行き、この看板のところを左に下りてゆく。
下段側にはさらに左へ下りる。
アタシの定番はここ真っすぐの中段の場所。
中段にあたる、小さなこの場所が好きなんですよ・・・
ここに水場がある。
以前に来た時は水が出なかったけれど、この時はきちんと綺麗な水が出るようになっていた。
アタシの野営の時には飲用水は持参してくるので、野営場の水を使うことはほとんどない。
でもタオルを濯いだり手を洗ったりするには、非常にありがたい。
誰も居ない、静かで脇を流れる渓流の水音だけが聞こえる。
あぁ、とても好い情景だ・・・
下段は割と広い場所で、昔はこの下段広場の向こう端にコンクリート造りの暗い便所があった。
↑これがそのオドロオドロしくて怖かった、昔あった便所。
その便所の佇まいはかなり不気味で近寄り難かったがすでに撤去されていて、こうした簡易トイレが炊事棟の直下に設置されて便利になった。
不気味だった下段広場の便所、撤去後の跡地は綺麗に整地されていて水道だけが残っている。
下段広場の真ん中には、草に覆われた昔からあるファイヤーサークル。
いつか、このサークルでちゃんとした焚き火を立てて本来の姿として活性させたい。
さて、幕体を張る。
今回はヨーレイカのガサマーちゃん。
こんなのも持ってたんだなぁ・・・
グリーン・カラーが綺麗で好いね。
これはお一人様専用、もうかなり古いヤツでこの日は他の幕体も持参してたけれど気まぐれでコレを張ってみる。
かなり古い劣化幕だけれど、手触りがツルツルで心地良き状態。
あぁ、たしかこの何週間か前にシリコン剤塗布で幕体の撥水メンテしたんだった、それでだよ(笑。
小さな焚き火、周囲の落ち枝だけで間に合う。
完全な独り貸し切りで贅沢感が極む・・・
素晴らしい情景にどっぷり浸って過ごす・・・こうでなくては。
こういうのが好いんだよ、アタシには・・・
もう夕刻だ・・・
突然、この山間の静寂な情景を切り裂くかのように「ギャー!!」と響き渡る。
2度、3度大きな「ギャー!!」が響く。
山にいる野生の”鹿”の鳴く声なんです・・・
アタシには既に周知の鳴き声なのですが、その昔に初めて聞いたときは震えるほどビックリしましたねぇ~~
焚き火って感じでもないけど、こういう小さな炎も好いね。
薪になる落ち枝の補給は忙しいけどね(笑
インスタントラーメンを食います。
アタシは「マルちゃん 塩ラーメン」by東洋水産の一択です。
具にキャベツや卵も一緒にして茹でて作ると更に好い、付け合わせに柴漬けつまんだりね(笑
この日の夕餉はこの素のラーメンにメンチカツだったかな?、もう覚えてませんねぇ・・・
あっという間に日が暮れました・・・
明かりは一灯のみ、小型ガスランタン。
全開では明るすぎるので、光量を絞って薄暗くして過ごす。
車の往来は無く、寝処探でこの場を覗きに来る人も居ないので一切煩わしくない。
この晩は本当に素晴らしい雰囲気で、とっても最高な情景に浸って善き夜を過ごしてます・・・
この場は暗闇に支配されている・・・
その暗闇のなかに、こうして佇んでいることを味わっている・・・
やがて夜も深く更けて行き、この晩も寝るのが惜しい
翌朝・・・
山間なので、この場に日が射してくるのにはまだ時間がかかる。
隣にはこのような綺麗で素晴らしい情景の渓流が流れている。
ようやく日が上がってきて場内も明るくなってきた・・・
とても名残惜しいけれど、そろそろ撤収の頃合いだな。
ここでの野営の時には必ず、入り口にあるこの祠の前で手を合わせて野営させていただく旨の感謝と安全を祈念しています。
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野営紀行in東北 YaeiBito 温泉とど (dti.ne.jp)