香港 - デモの行方 - | Drifting Days

Drifting Days

亜熱帯を漂う日々もほぼ30年

two drifters off to see the world.

11月24日の区議会選挙後、アメリカ議会での人権擁護法案の可決を受けての中環での集会は穏やかに過ぎた。

先の週末は、尖沙咀で認可の下りたデモが行われたが、終盤になりコースを外れたデモ隊が警察と衝突。
黄埔では、暴徒化した黒服により、またも親中とみなされた店舗が破壊された。

正直なところ、また選挙前の状況に戻るのかと暗澹たる気分にされた日でもあった。

議会での可決の後、かなりの日をおいて、アメリカ トランプ大統領が可決された法案に署名。
北京は、これに対し、アメリカを主とする人権擁護団体などへの制裁を発表した。

一枚岩ではないと言われる香港のデモ側の団体の中には、これらの団体からの資金、人的支援の流入もあると言われていた。
実際、デモの現場で、陣頭指揮を執る西洋人が少なからず目撃されていることも事実。

デモ側が主張する五大訴求を政府が受け入れる可能性は極めて低いので、デモの継続が呼びかけられているものの、上記の支援を絶たれれば、過激な黒服の行動は弱まる可能性もあるのではと思う。



いずれにしても、交通の遮断や、商業施設への破壊、放火行為が無くなることを願っている。
信号機が破壊されたままの交差点、地下鉄駅の施設の復旧もまだまだ進んではいない。