松山市住宅情報館 館長日記 「入居者の声」

 

 早朝パトロール中、ゴミ出し場の写真を撮影していた時、入居者から不審者と見間違えられて、逆尋問される羽目となった。オーナーとして、管理会社の管理状態を、チエックしている旨を説明した。その後、色々なクレームを聞くことが出来た。生活してみて気付いた点や、問題点を生活者の目線で聞き出すことが出来た。

 

 部外者の違法なゴミ投棄とほんの一部の不良入居者の為に、善良な入居者が犯人扱いされ、連帯責任を強要されているような、不愉快な思いを、毎朝毎夕、貼り紙を見るたびにしていると言う。不愉快な思いをさせていたことはオーナーの責任、誠に申し訳ない。

 

 私は快適な暮らしを希望する①オーナーの理念を説明し、②違反ごみに腐心し、対策を実施している管理会社の立場を説明した。それが管理の現場において③快適な暮らしを希望している入居者に、不愉快な思いをさせていた点だ。オーナーの心が正しく伝わっていなかったことになる。管理会社には今日の生の声をキチンと伝えて正しい管理をして貰う積りだ。

 

 今朝のお叱りはとてもありがたかった。真面目な入居者の生の声を聴き、私の指示が正しく伝わっていないことが分かったからだ。入居時の重要事項説明においても、入居者に対して一方的な性悪説に立ってしまっている。オーナーとして管理会社に指摘するだけでなく、管理会社に考えさせることの重要性にも気付いた。①オーナーと②管理会社が、③真面目な入居者の立場に立って考え、3方1両得を目指さなければならない。二宮さんの建物に入居してよかったと言われるように、来週から老体に鞭打って対策を考える。

松山市住宅情報館 館長日記 「避難指示解除」

 

 松山城の西空に満月がある。松山城のがけ崩れによる避難指示が21日、40日ぶりに解除された。一つの区切りではあるが、このまま終わらせてはならない。たくさんの識者の記事も読んだ。私からも崖の下に住む者として提言したい。松山城の周囲は土石流警戒区域に指定されている箇所がたくさんある。土石流警戒区域に指定したのなら、行政は対策を取るべきだと思っている。出来ないのであれば、とりあえず、今すぐ、大木の斜面にかかる危険な重力を取り除くことだ。樹木には根絞めによって斜面の土石の流出を止める役割がある。樹木の根締め役割を残したまま、樹木を途中から伐採すればいいのだ。山村で育った者の常識だ。予算も軽く手っ取り早い。本格的対策には時間と予算が必要であるからだ。

  

 

  

 

  

松山市住宅情報館 館長日記 「老兵は見守るのみ」

 

 松山市ではレーベン松山タワーがほぼ完成した。松山市内では最高層建物となる。現在建築中の2棟も同等の高さとなる。わが遺伝子は健在だ。わが事のように嬉しい。わが事のように期待に胸が膨らむ。古い枝葉は落ち新芽成長の肥やしになる。老兵は見守るのみ。自社物件植栽の水遣りに、毎朝横を通って、彼らの仕事ぶりを見上げる。

 

 妻が住む武蔵小杉では他社デベロッパーによる巨大なマンション(1,500戸規模)が建築中だ。一日も早くタカラレーベンが彼らと肩を並べるようになってほしい。工事現場の見学は毎日眺めても飽きないモノだ。私も小さな本社ビルを計画している。お盆休みは工法の研究や新素材の勉強で多忙だった。新築は子供の積み木遊びのようにワクワクする。

 

 スクラップ&ビルド。古いものは壊され、新しいものが次々と生まれている。人間だってスクラップ&ビルド。人間と建物の変遷、老兵は死なず。只、消え去るのみ。大宇宙の時空の一点一瞬の小さな営みだ。これを大河の流れと言うのだろうか。

  

 

  

松山市住宅情報館 館長日記 「チャレンジ精神」

 

全ての夢は思うことから始まる。

決意によって固められ、行動によって実現に向かう。

夢は逃げない。成功も逃げない。

夢と成功から逃げているのは自分自身である。

チャレンジして失敗を怖がることより、

チャレンジ(行動)をしない方が卑怯な態度である。

準備ができるまで出発しなければ、

先に出発した人に追いつくことはできない。

強烈な熱意(心)が資本や人財を連れて来る。

 

限界を感じた時は、チャレンジ精神がなくなった時だ。

他人より劣っていることは恥ではない。

昨日の自分より進化していないことが恥である。

チャンスは苦難と言う封筒で届けられる。

不幸は快楽という封筒で届けられる。

チャンスは瞬時にやってきて瞬時に去っていく。

チャンスはキープできないのだ。

チャンスは日常の中で、発見し、自ら作り出すものだ。

(藤吉郎・カーネギー)

 

何度失敗してもギブアップしなければ成功途上にある。

諦めたときが試合終了・敗北が決定した時となる。

倒産は資本の欠乏ではない。

倒産は精神的にギブアップした時である。

9回敗しても10回目で成功すれば、

9回の失敗は失敗ではなく成功途上の出来事になる。

 

今日は人生で一番若い日だ。

今日は残された人生の初日である。

さあ始めよう。努力なしに成功はありえない。

迂直之計(うちょくのけい)、

行く手がふさがれたら回り道で行けば良い。

1人でいると孤独感、2人以上でいると劣等感、

他人と比べる必要はない。

寒い季節に根を伸ばせ。やがて大きな花が咲く。

八方ふさがりの時は、

七転八倒の模索を起こせばきっと出口が見つかる。

 

頭の良いと言われる人は

計画や勉強ばかりで、実行(行動)の出来ない人が多い。

逃げ癖の人格に勝利の女神は微笑まない。

毎日毎日、

勝ちたいという気持ちで取り組まなければならない。

批判や反対があるのは当たり前、健全なことだ。

切羽詰まった時こそ最高の能力が発揮できる時と知れ。

 

生者必滅、死ぬ気になれば恐れるものはない。

命までは取られない。なるようにしかならないのだ。

まず、自分と相手の長所と短所を書き出してみよ。

相手を知り自分を知れば百戦危うからずだ。(孫氏)

1つの実態には、表と裏、正と負、光と影の2面が内在している。

人の長所には弱点が隠されている。

あなたの短所には大きな武器が隠されている。

 

年寄だって、チャレンジだ。空元気も元気のうちだ。

肉体はボロボロになっても、前向きな人は歳を取らない。

不死身で不思議な老人がいる。

病気になっても心技体、薬と酒を交互に飲んで前向きに生きている。

頑固で強気な生命力には、死神だって逃げていく。

松山市住宅情報館 館長日記 「岸田首相、総裁選不出馬に思う」

 

 岸田文雄首相は、9月の自民党総裁選への立候補を見送った。首相交代することで、派閥の政治資金問題で低迷した党勢を、回復するのが目的だと言う。岸田総理は「政治とカネの問題について、パーティー券購入の公開金額の上限を、引下げる判断について重い決断をさせて戴きました。」と総括している。国民の信頼あってこその政治であり、政治改革を前に進める強い思いの決断だったと言っている。総理は果たして愛国者なのだろうか。全く分かっていない。国民目線との乖離には呆れてしまう。領収書の要らない月額100万円の手当など、使途不明金を残したままの、中途半端な政治資金改革だった。自民党支持者たちは失望している。

 

 勘違いされたら困るので付け加える。私は月額100万円がダメだと言っているのではない。申告不要がいけないのだ。不申告の容認によって政治家が使う料亭の脱税行為にもつながる。本当に政治資金に使用しているのなら明記すればいいのだ。私は余剰資金を戻せと言っているのでもない。余剰資金(領収書が無い金額)は我々国民と同じように所得税を払えと言っているのだ。使途不明が許されたら政治資金を懐へ入れているとみなされても仕方ない。経営者は接待者の前では領収書を取りにくい。もし紛失して領収書が無ければ、その額は所得税の対象になる。これが国民の常識だ。

 

 国民は自民党の金権体質が変わっていないことを忘れていない。誰が総裁になろうが、新総裁が国民レベルの政治改革を断行しない限り、来年の衆議院解散までの、残り1年の短い自民党政権になる。総裁候補者たちよ。アンタたちは本当に国民の声が分かっているのか。私は純粋な意味での富国強兵の為に、50年間、自民党を支持してきた。政権維持能力は自民党としかないと思ってきた。私は野党の政権執行能力に疑問を持っているからだ。与野党を問わず今や、政治家の為の政治になっている。私は右翼ではないが愛国者です。政治資金問題を国民レベルで決着しなければ選挙には行きたくない。与野党の離党者による、新生自民党の誕生意外に、日本政治の未来はないように思う。

松山市住宅情報館 館長日記 「航空機、発着大混乱」

 

 代替交通の無い松山空港発着便はドル箱路線だ。今年になって松山空港発着便はほぼ満席となっている。松山空港駐車場・増築後の満車には閉口する。全国便からのハブ空港となる羽田空港は、増え続ける発着便の調整で連日混雑している。搭乗口の変更や発着時間の変更が大幅に増え出発ロビーも大混乱だ。サテライト棟やシャトルバスからの搭乗も増えている。早朝から深夜まで羽田空港は連日大忙しだ。

 

 8月7日夜の雷雨によって、空港の脆弱さが露呈した。19時40分出発の松山便は当初、満席で2時間遅れとなった。出発の遅れで雷雨に遭遇したのだ。21時頃から始まった激しい雷雨で、11時半ころまで地上の作業が全面停止してしまったのだ。全日空と日本航空では合わせて53便が欠航し、1万3000人以上に影響が出た。機内缶詰状態での待機2時間は辛かった。欠航により機内を出たのがPM11時、サテライト棟からシャトルバスで到着ロビーに戻ったのが午前0時半、開放された到着ロビーと出発ロビーでは、一夜を過ごす乗客でごった返していた。翌日の松山便は始発から最終便まで終日満席となっている。臨時便は予定が立たないという。

 

 私は大阪伊丹経由で松山に帰る方法を模索した。最短便での空席は8時発のプレミア席のみだ。前日の混乱(荷物の積み替えなど)で遅れて9時に出発した。大阪で乗り継ぎ10時55分伊丹発(15分遅れ)で無事に松山に戻った。7日からの羽田混乱は8日の松山空港にも表れていた。8日は羽田から到着した松山折り返し便も、松山空港で6時間以上の遅れで、大混乱となっていた。日本の交通機関の発着時間は正確であることが日本の世界に対する誇りだったが、今や日本の航空便はあてにならないことが常識となった。

 

 落雷など自然災害による欠航ということで、全てを含む補償料(宿泊料)として、15,000円が支給されることとなった。最終松山便搭乗者約400人は翌日、各自の負担で別の交通機関を探さなければならない。当事者は旅行計画と出費において想定外の災難だった。私の場合、帰宅の片道料金は72,000円だった。補償料15,000円の請求を空港で聞けば、ホームページ上で対応してくれという。ホームページを見ても補償料画面に辿り着けない。航空会社へ電話をすれば通話中で繋がらない。消費者は何時も弱い立場だ。ほとんどの乗客は保証料は貰えないと思う。これって消費者庁で問題にならないだろうか。

松山市住宅情報館 館長日記 「5日株価・過去最大安」

 

 5日の最終値が31,458円となった。4,451円値下がりし過去最大の下げ幅となった。東証の8割が取引の出来ないストップ安となった。新聞紙上はそれを示して真っ黒だ。月初からでは7,543円安となった。最近始まったドル安と円高が原因している。アメリカの景気が悪化していることに原因している。東京プライム市場の99%の銘柄の株価がさがり、その約6割が10%以上の値下がりをしている。恐ろしいことは、信用取引をしている個人投資家は、追加保証金の差し入れ義務が発生することだ。これの恐ろしさは尋常ではない。投機で儲かった人は投機病にかかる。投資と投機を間違ったものは何時も痛い目に合う。破綻破産によってのみ投機病は治る。柳の下にいつもドジョウはいない。

松山市住宅情報館 館長日記 「松山城登城の再開」

 

 松山城の土砂崩れで、松山城登城道が通行止めだったが、8月1日から再開されている。今朝、登城して確認して来た。事故現場は大きくえぐられて斜面の樹木が無くなっていた。松山城の自然林には斜面から横に向かって突き出した大木が無数にある。地面をえぐる大きなエネルギーが根っこにかかっている危険な大木が、今もなお無数にあるのだ。県庁の裏などとても危険だ。

 

 横に突き出した樹木は今すぐ短く剪定すべきだと思う。お役所からは分かっていても手続きが大変なのだと、お役所らしい回答が戻ってくる。お役所とは首長だ。首長(政治家)のサラリーマン化が定着している。首長は自分の妻子が危険だと考えるべきだ。それが政治主導だ。首長の自己責任で伐採しなければ、再び次の災害が起こる。付け加えれば、樹木の高さを低くして、石垣を見せれば松山城の景観も良くなる。

     

松山市住宅情報館 館長日記 「国家里親制度」

 

 現在、日本人は75万人生まれ150万人が死んでいる。女性1人が生涯にわたって産む出生率は1.2%だと聞く。間違ってはいけないのは夫婦2人で1.2人の子供ということだ。次世代の人口は半分になる。同世代(70歳代)の友人複数に聞いてみた。結婚していない子供は居るか?結婚しても子供のいない子はいるか?「いる。いる。」どこの夫婦にもいる。子なし夫婦や生涯未婚が普通の時代になりつつあるのです。

 

 統計では40歳台10人の男女において、3-4人(35%)が子供を持っていない。生活が大変だと言い訳しながら、気楽な独身生活の延長を謳歌している若者も多いのだ。調査の結果、年寄り5組夫婦の内4組で、子供(孫)のいない40歳台が居ると言う結果になった。どこのファミリーにも子無し家系問題を抱えている。子供のうちの多産カップルが、4人や5人の子供を産んで、子無しカップルをカバーしている。

 

 少子高齢化となった昨今、子どもは国家の宝である。子供は夫婦だけでなく社会全体で育てるべきだと思っている。戦後の貧困時代でも子供はたくさん生まれた。現代だって経済的苦労無しで子育てしている人は居ない。現代だって国家貧困時代と同じなのだ。ほとんどの親は今も昔も子育てで大変な苦労をしている。親の介護や自分の病気、離婚と仕事、貧困が重なっている。耐え切れず子育てを放棄する親もいる。

 

 子供を持つ親は独身時代の一人暮らしを羨む。子供のいない夫婦は子育て家庭を羨む。人は無い物を欲しがるものだ。隣の芝生は青く見える。全ての現実には光の部分と影の部分がある。これ以上日本人を減らさない為には、事情があって子育てが厳しい親を、国家と国民が支援する制度(国家里親制度)が必要だと思っている。

 松山市住宅情報館 館長日記 「ビジネスは双務契約」

 

 日本では思想の自由と行動の自由が憲法で保証されている。かつて会社の朝礼で経営理念の唱和と行動指針の唱和を拒否した新入社員が居た。社会生活と会社就業の混同だ。会社は社会じゃないぞ。会社には会社の理念があってルールがある。即、辞めて貰ったが行動の自由について深く考える機会を戴いた。かつて管理職研修で会社発展要因とは協調性と積極性だと習った。トップの姿勢は温情経営に傾く。一方で会社倒産要因は規律の緩みと責任感の欠如だと習った。これを放置すれば会社は傾くのではなく、会社は潰れると言うのだ。ルール違反は絶対に放置黙認できないと言うものだ。どうしても冷徹経営を余儀なくされる。

 

 会社の経営方針として社員に行動指針を徹底することは違法なのか。どの経営本を読んでもトップは指針を社員に徹底周知しければならないと書いてある。経営指針と行動指針を周知徹底するのが経営者の責任だと書いてある。そういう意味で厚かましいかも知れないが、私は考え方(希望や願い)を事ある毎に発信している。雇用契約は双務契約だ。委託契約も双務契約だ。社員には約束の仕事で成果を上げる義務があり、経営者には成果に対して約束の賃金や報酬を支払う義務がある。

 

 取り決め事は双方の義務で成り立っている。雇用契約も委託契約は契約だ。好き嫌い(気分)や報酬額は関係ない。嫌なら辞めればいい。賃金(報酬)が納得できなければ契約を解除すればいいのだ。仕事が不履行なら契約を破棄すればいい。契約不履行によって損害が発生すれば、損害賠償だってあるのです。全の仕事はこの対等な双務契約が基本となっているのです。

 

 どこの組織でも労使の溝や依託受託の溝がある。黙認したり放置すれば溝は広がり松山城土砂崩れのように断裂となる。断裂事態になる前に、溝を埋めようとする努力が必要だと思う。双方が本音で話し合えば溝は狭まり会社発展要因となる。話し合えば協調性と積極性が生ずる。自分の意志(考え)を言わなければ益々溝は広がる。現代は意思疎通に便利なスマホとメールがある。私は自分の考えを一方的に社内外にいつも発信している。今後は人の意見を聞く時間も取るべきだと反省している。仕事に積極的でない人は世間が狭くなる。孤立すればガラパゴスになる。就労は社会との繋がりだ。双務契約はコインの裏表の関係だ。仕事の本質は権利と義務、苦労と喜び、今を無事に生きている証拠でもある。