6月25日午後、海老名市の「厚木駅南地区市街地再開発事業」を議員有志で行政視察してきました。

松田町においても「新松田駅周辺整備事業」を進めていることから、他自治体の先進事例を勉強するためです。

 

この再開発事業は平成26年に再開発準備組合を設立し、平成30年に都市計画決定、令和元年に本組合設立し権利変換手続き踏み、令和2年から解体除去工事、公共施設や施設建築物工事に順次着手し、令和5年6月に完成した事業です。

開発面積は1.0㏊。主な施設は住居棟(14階・11階 201戸)、商業棟(2F)、自走式駐車場(5層6段 144台)、駐輪場(330台)、駅前広場などのほか店舗用駐車場もあります。

 

再開発事業は、1事業15年と言われているが、ここも「まちづくり説明会」の実施から14年を要しています。

 

かつては、道路・鉄道の結節点として人の流れ・物流中心としての「賑わい」が見られたが、時代の変化と共に近年は焦点の減少、既存建築物の老朽化、道路整備の停滞といったことが地域の課題となり、この課題解決対策として海老名市の強い後押しにより再開発事業が進められたとのこと。

 

新松田駅周辺は、車両と歩行者が錯綜するなど交通混雑が生じており、県西地域の交通結節点にふさわしい交通広場整備をはじめとする駅前環境の改善が喫緊の課題となっています。

平成31年に「新松田駅周辺地区整備基本構想・基本計画」を策定しており、昨年6月に準備組合が設立され、今年度は都市計画決定の手続きを進め、本組合の設立、権利変換の同意を得て令和9年度から解体除去工事や施設整備工事に着手し、令和11年度の竣工を見込んでいます。

 

町としも初の再開発事業であるため、議会としても勉強会を重ねています。完成した先進事例を視察させて頂くと、朝夕混雑している新松田駅周辺が早く再整備されればと願うばかりですが、まだまだ課題が山積しているので議員の一人として出来ることがあれば課題解決に取り組みたいと思います。