庭では鉢植えでもキュウリを楽しんでいる。
その時の話だ。
キュウリを見ながら、「雌花が咲いてるね、受粉させようか」と言うと、すかさず家内が「キュウリは何にもしなくて生るんだって」「???」ナスならだがキュウリが・・・そんなはずがない。両性花なら自家受粉する植物はあるが、キュウリは雌雄異花じゃないか。
恥ずかしながら、これまでチョウやハチが飛んできて受粉してくれて実が生るものと思っていた。
雌花 雄花
さっそく調べてみたら
『一般的に栽培されているキュウリは単為結果性が強い品種なので、
人工的に受粉をしなくても、キュウリが実をつけ、肥大します。』
とある。
『キュウリは単為結果性を持っていて、この単為結果性でできた実は、
無核果と言い、種の周りの硬い皮などが無い状態になります。
キュウリを食べると種がないことが分かると思います。』
説明を見ると、なるほど!と判るが、もちろんのこと、この「無核果と言い、種の周りの硬い皮などが無い状態」も知らなかった、と言うか食べる時でも気が付くものではなかった。
野菜つくりの参考書には主に土作りや植え付けの畝幅や収穫などについて書いてあるのが多く、雌雄異株や雌雄異花だの両性花などとの記述は見られない。
ただ、疑問だったのが1週間ほど早く雌花が咲いたのに後から咲いた雌花の果実が大きくなっているのだ。早く咲いたのは受粉していなくてやがて落果するだろう、と見ていた時に、冒頭の家内の話だった。
〇の小さいほうが1週間ほど先に花が咲いた。
この大きさの差に???だった。
このキュウリも 〇の小さいほうが1週間ほど先に花が咲いた。
赤丸○のキュウリが落果するか、やがて大きくなってゆくのか。
単為結果性のキュウリは成長が遅いのか早いのか???
いろいろ楽しみが増えた。
PS
「田舎便り・農業新入生」の記事ではないが、このテーマで収載。
投稿 6月15日(2022) 水曜日 曇り 19.5℃(20:10)