掲載日 10月17日(2021)

 

 地方紙 3面 日曜随想 朝の文箱

      日々の喜び  町田 康

 

 町田氏には悪いが、氏の文章の内容・ストーリ性より、使用されている文言・熟語に目が行く。

 

 この中で、日常会話で使うけれど、漢字など知る由もない。見たこともなければもちろん書いたこともない漢字だ。それは

 

 「・・・、日々の暮らしに追われて齷齪して、ふと気が付くと十月になっていた。・・・」

 

という件で、齷齪の漢字だ。

 今回、初めて「アクセク」の漢字を知る。

 

稜線上から、日の出が見られるのでは・・・。

 

雲に遮られ、ついぞ日の出は見られなかった。

 

 次は

 

「ここ一週間のうち、ひとつだけ、途轍もなくよかったなあ、と思うことがあったことを思い出した。」

 

 この「途轍」だ。これは前後から読めないわけでもないが、これもこれまで書いたこともない漢字だ。

 

 さすが芥川賞作家と言われるゆえんだろうか、いろんな漢字が出てくるから、それだけでも楽しみな日曜随想だ。

 

 

やっと咲き始めたタイワンホトトギス

 

日が沈み、さらに気温が低くなってきた。

夏の掛布団に毛布1枚準備する。

 

投稿 10月17日(2021) 日曜日 晴れ 17.2℃(20:50)