撮影 6月28日(2021)
学名:Berchemia racemosa
和名:熊柳
名の由来::葉を落とし、黒々とした幹やつるがクマを連想するところからクマヤナギ
の名が付く。
別名:クロガネカヅラ。
地方によって、「クマフジ」「トンヅラ」「クマコヅル」などともよばれる。
何やら白いちいちゃなものが林道わきの藪の中に見える。目を近づけると、どうやら今頃咲き始める花でその花径は3mmほどあるかどうかだ。
撮った画像を拡大してみると、花が開いているのか、ツボミ?の状態なのかそれすらもはっきりしない、いずれにせよ初めて見るものだ。
このような場合、いつものように手当たり次第に撮ることになる。
北海道南部以南から本州、四国、九州まで分布し、丘陵地、山地の雑木林の縁、川沿いの土手、湿地に多く生育する。
茎は若いときは緑色をしており、生長して太くなると次第に黒っぽくなり、直径数cmほどにもなる。
互生のようだが、何やらいつもの葉序と違う?
互生だが、茎の1節に2枚の葉が付いている。
葉は互生し、卵形から長楕円形で全縁、羽状の葉脈が目立ち、側脈は7 - 8対ほど平行する。葉身は5cm前後あり、表面は光沢があり、裏面は粉を吹いたように白みがある。
若い枝につく葉は、大きく細長い形をしており、2年枝につく葉は、丸みを帯びる。
葉柄は1cm前後で、薄く赤色を帯びる。秋になると黄葉し、落葉して冬を越す。若い葉は食用にもなる。
夏、7 - 8月にかけて枝先や葉腋から総状花序を出し、目立たない緑白色の3mmほどの小さく5弁の花を多数咲かせる。花弁のように見えるものは萼片で、長三角形で先端が尖り、5個の雄しべを包む。花弁はわずかに開き、萼片よりも短く、葯は花弁よりも上に出る。
果実は長さ6mm前後の楕円形の核果で、緑から翌年7月ごろに熟して次第に赤になり、そのあとは黒く変色する。果実が熟す頃に新たな花が咲くので、花と果実を同時に見ることができる。
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5個の雄しべを包む。花弁はわずかに開き、萼片よりも短く、葯は花弁よりも上に出る。
とのことだが
5枚のガクと5個の雄しべは判ったが、花弁はどこだ???
これでも花弁の存在は判らない。
これで開花しているのか、わからないような咲き方の花も初めて目にするタイプの花だ。
果実は甘味があり生食もできるが、果実酒の材料にすることが多い。つるは、粘りがあり硬く強靭なことから、雪靴のすべり止めのかんじきなどの材料に用いられた。昔は、つるで馬の鞭(むち)や牛の鼻輪を作った。 Wikipedia より 一部抜粋。
幹の色は緑色を呈しているが、やがて、黒い幹になってゆくのだろう。
果実にせよ、今後の観察が楽しみになってきた。
PS
「 リサイズ超簡単!Pro」が不具合発生、アンインストールもできず、やむなく、「Pixillion 画像ファイル変換ソフト」をインストールしリサイズ処理する。
困ったものだ。
投稿 7月14日(2021) 水曜日 晴れ 28.6℃(7:15)