科・属:リンドウ科・センブリ属

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ムラサキセンブリ

撮影 10月27日(2020)

 

殆んど車も通らない、車道の真ん中で咲いていた。

 

痩せ地と思われる場所に今年も咲いていた。

幸いにススキも生い茂らずにムラサキセンブリは健在だった。

 

学名:Swertia pseudochinens

和名:紫千振

 

 

 

花は青紫色で花冠の裂片は幅広くて長さ1-1.5cm、白地に濃紫色の線が入る。花冠の基部にある腺体(蜜腺溝)は長い毛で覆われる。雄しべは5本で花冠より短く、葯は暗紫色。

二年草

 

 

 

長い毛は確認できるが、腺体はどこにあるか全くわからない。

 

この頃が見どころの始まりだったかな?

 

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センブリ

撮影 11月4日(2020)

 

 

 

 

4弁花と5弁花が観られる。

 

学名:Swertia japonica (Schult.) Makino

和名:千振

 

 

 

腺体(蜜腺)にピントは合っていないが、2個セットと長い毛も確認できる。

 

二年草

名の由来:和名は千回振り出してもまだ苦いので千振とつけられたといわれる。

多いのは5深裂だが、4深裂も見られる。

蜜腺溝の周りに長毛がある。

 

 

 

二年生草と言われるゆえん。来年の準備だろうか数多くの株が見られた。

これで来年も楽しみだ。

 

 10月に最初の場所でムラサキセンブリを確認に行った時に、センブリの様子も見たのだが、草木が生い茂って両種とも生育できない環境になったようで、今後の観察は絶望的だ。

 別な場所でムラサキセンブリは確認できたが、センブリはまたさらに離れているところで、別な日に確認することにした。

 その確認を11月4日に訪ねたが、当初の予定地より、近場で確認できてラッキーだった。最後の画像のように来年も開花株は間違いなさそうだ。

 

投稿 11月7日(2020) 土曜日 曇り 18.8℃(7:00)