撮影
科・属:ミソハギ科・ミソハギ属
学名:Lythrum anceps
和名:禊萩
名の由来:ハギに似て禊(みそぎ)に使ったことから禊萩、または溝に生えることから溝萩
黒っぽい色と金色の雄しべ長短は判るが、中程の長さの雄しべは???
多年草。
日本および朝鮮半島に分布
茎の断面は四角い。
葉は長さ数センチで細長く、対生で交互に直角の方向に出る。
紅紫色6弁の花
花弁は6個、紅紫色で長さ6〜7mm。雄ずいは12本あり、花によって長短3形がある。
ツボミの形が面白い。
今回は3種類の長さの雄しべは観察できなかった。
『ミソハギは、長中短の3種類の雌しべと雄しべを持つトゥリスタイリー(tristyly)です。
ヘテロスタイリー(heterostyly)やトゥリスタイリー(tristyly)は、例えば長いおしべの花粉は、長い雌しべについて初めて花粉が生長するという仕組みで、自家受粉を避けるためのものと説明されるのがほとんどです。
でも、自家受粉を避けるためだけならば、生理的な自家不和合性などの形質を持つだけでも十分なはずです。対立遺伝子と花の形態のどちらも有しているヘテロスタイリーやトゥリスタイリーは、自家受粉を避けるためのシステムというよりは、他のタイプの花の花粉送粉を促進するためのシステムと言った方が当たっているように思います。』
以上、『 』 http://www.toyamap.or.jp/shizen/shokubutuitiran/hana-misohagi.htm より
これまで、この花も今年も咲いてくれた、そんな花だった。
ところが、撮影を繰り返すうちに雄しべの長さが長短あることに気が付いた。
そこで、検索していたら、上記の記事にたどり着いた次第である。
投稿 7月16日(2020) 曇り 31.0℃(13:50)