撮影 12月26日(2019)~3月24日(2020)
二ホンスイセンをネットで検索しているうちに、雄しべは6本だが、長いのが3本、短いのが3本ということを、恥ずかしながら今年初めて知った。これまではアラッこれが咲いた、あれも咲いた、と花が咲いたのに追われて、雄しべを観る事もせず、ただその時々の花を撮って来ただけだった。
副花冠が短いスイセン:(長い雄しべ3本、短い雄しべ3本)
二ホンスイセン
黄色い副花冠の内側に中央に雌しべ(柱頭)その周囲に3本の雄しべ(長い分)が見える。
その奥に3本の雄しべ(短い分)が確認できる。
グランドモナーク
フササキスイセン
イトスイセン
スイセン色違い
手前に3個の雄しべがしっかり確認できるが、その奥に短い雄しべがあることが判る。
すぐに日本スイセンの雄しべの構造を確認すると、ナ~~~ルほど、その通りだ。これまで雄しべを細かく見ることはなかったが、それ以来、庭のいろんなスイセンが咲くたびに、そして散歩の傍らご近所さんの花の中を覗き込むことにした。
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副花冠が長いスイセン:(長い雄しべ6本)
ミニスイセン
雌しべを囲むように、同じ長さの雄しべが6本確認できる。
ラッパスイセン
花柱を取り囲むように、ほぼ同じ長さの6本の雄しべが見られる。
以下、市中で見たラッパスイセン
以上、ほとんど長短は見られない、同じ長さの雄しべのラッパスイセンだった。
スノードロップ(ヒガンバナ科・ガランサス属)
花弁3枚に見えるが内側に緑の斑の入ったのが3枚の内弁、計6枚の花弁。
この花にも副花冠は見られないが、花柱を囲むように同じ長さの雄しべ(6本)が確認できる。
スノーフレーク(ヒガンバナ科・スノーフレーク属)
副花冠はないが、雌しべを囲むように、同じ長さの雄しべが6本確認できる。
スイセン原種
長短の差がはっきり確認できない。副花冠が長いから長い雄しべが6本あるのかもしれない。
やがて、次の開花を見るから、副花冠を除去して確認しよう。
スイセンの雄しべに長いのが有ろうが無かろうが私の生活に全く関係ないことだが、それを観るのや知るのも楽しみの一つにもなった。
まだまだサンプルが少ないゆえすべてに共通するとは言えないが、二ホンスイセンのように副花冠が短いのは長いのが3本、短いのが3本で構成されているようだ。また、ラッパスイセンみたいに副花冠が長いのはどうやら長短の雄しべは見られずに、6本とも同じ長さで花柱をとり囲んでいる。
また、二ホンスイセンとは属の違いがあるのだろうが、スノーフレークとスノードロップには副花冠は見られず?に、6本の雄しべとも同じ長さだった。
水仙の原種(ナルキッスス・バルボコディウム)はガクは確認できるから、6枚(本)の細く手を広げた様な部分が花ビラで、ラッパ状の部分が長い副花冠なのだろう。ラッパスイセンみたいに雌しべの花柱を中心に雄しべが整然と並んでいない。はっきりしないが、同じ長さに見えないでもないが、それぞれ3本に長短の差があるのだろうか。(何日かにわたって何回も撮影を試みるが、なかなかピントが合ってくれない)
3月27日(2020) 追加画像
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撮影 3月26日(2020)
どうにか、これまでは撮れた。葯がほぼ同じように出来ているから、6本とも同じ長さの雄しべなのだろうと思えるが・・・、 やはり、別な花の観察も必要だろう。
投稿 3月26日(2020) 木曜日 雨 17.0℃(21:15)