講演日 2月2日(2020)

 

会場:城山ホテル鹿児島

                                               時間:10:30~17:45

 

 

 この日は東風が吹いて降灰のためだろうか、ジ~~ッと時間をかけて見てやっと桜島の裾が確認できるくらいだった。もちろん、太陽が昇る高隈山はどこにあるかも判らなかった。

 次の予定もあったから、この日は早々に引き上げた。

 

 

日曜日と言うのに、電車内は空いている座席はなかった。

 

ぞろぞろ改札口に向かう乗客。

幸いに抽選に漏れず参加出来てラッキーだった。

 

 待ちに待った講演が今日、開催された。

と言っても、申し込んだのは家内であって、恥ずかしながら「北前船」のことはこの講演が開催されることによって初めて知った船の名だった。

 

 

 それなのに、講演を聴こうと思ったのは基調講演に「磯田 道史」氏が演者だったことである。何年前になるか思い出さないが、氏の著書「武士の家計簿」が映画化されてそれを見たこともあり、また度々NHKで氏の話を聞く機会もあって、氏の話に興味があったのだ。

 

 

 

北前船 寄港地と言うと、鹿児島にも寄港したように思えるが、実際の定期のルートには鹿児島はなかったようだ。

 

 

 

 

会場の入り口には県内の参加自体のPRブースがあった。

 

 

 開演になると写真撮影ができないので、その前に会場の様子をパチリ。

 

北前船交流拡大機構

評議員議長

石川 好

 開会にあたって初めにこの方挨拶があった。結構な年の行った方だが…と思いながら、話を面白くただ聞いていた。やがて眼鏡をかけてパンフレットを見て驚いた。目の前に見るご本人は過去にTVで何回も見た方で、ストロベリーロードを書いた石川 好ご本人ではないかと思う。いまだ廃棄せず本棚にあるその本の奥付を見ると初版発行が1988年とある。じつに32年前の頃のご本人がパンフレットの中に納まっているのだ。「第29回…」とあるように、その年月の経過が私が目の前にいる氏を一目見てストロベリーロードの著者ご本人と一緒だと判るあろうはずがない。

 かくしてこの北前船が身近になったのはもちろんだが、講演内容にことさら興味を持った次第である。

 

 さて、磯田氏の話はじつに多岐にわたって話されたゆえ記憶も朧だが、学問(語学)を制した者が政局の中枢を担った。西郷にせよ大久保にせよ日本の国を導いてきた。それは鹿児島の郷中教育にあった、という。

 また、島津斉昭の先見の目を評価していた。薩摩の国が強くなった所以だという。薩摩藩は北前船とは別ルートで北海道産の主に昆布を購入し、琉球王国を経由し中国に輸出していたという。琉球王国は日本国内で唯一外国で中国の支配下だったゆえ、そのルートが取りやすかったのだろう。

 

春霞?PM2.5?一日中、こんな空だったのかな?

 

投稿 2月2日(2020) 日曜日 晴れ 7.0℃(21:30)