881 アカメガシワ・雌雄同株
撮影 6月19日、20日(2016)団地近郊
科・属;トウダイグサ科・アカメガシワ属
学名:Mallotus japonicus
和名:赤芽槲、赤芽柏
名の由来:新芽が鮮紅色であること、そして葉が柏のように大きくなることから命名された。
落葉高木。
この樹種は春の若葉とこの時期の花を毎年楽しませてもらっている。
さて、
図鑑やネットで見る限りこの樹木は、雌雄異株と記述されている。もちろん、この件に触れていない図鑑やネットもある。
これまで雄木、雌木含めて100本以上は見てきたことだろう。見る木のほとんどが雄木あるいは雌木で、確かに雌雄異株であると言えよう。
ところが、当団地近郊で一本だけ雌雄同株の例外?が存在するのだ。
今年は身近に見られる枝の辺りがほとんど伐採されて見られないものと諦めていたし、観察した時は開花時期が合わなくて雄花だけしか見られなかった。(この頃は雄花・雌花、同時に咲くものと思っていた)
他の花を見るついでに眺めてみると、なんと雌花が咲いているではないか。こちらで見る株は雄株の花が早くて、雌花はそのあとから咲く株が多いようだ。
それと同じように、雌雄同株でも雄花が先に咲いて雌花が後から咲くようだ。もちろん今回のようにタイミングによっては同時に見られる。
A 雄株(雄花)
B 雌株(雌花)
C 雌雄同株(雄花と雌花)
を掲載して今年の記録としたい。
A
![イメージ 1](https://stat.ameba.jp/user_images/20190608/23/yadaryu1/6c/d7/j/o0640048014452187377.jpg?caw=800)
雄花の花序 ↑ ↓ はヒョウヒョウと散漫的な姿である。
![イメージ 2](https://stat.ameba.jp/user_images/20190608/23/yadaryu1/3f/0c/j/o0640048014452187390.jpg?caw=800)
![イメージ 3](https://stat.ameba.jp/user_images/20190608/23/yadaryu1/c1/80/j/o0640047914452187405.jpg?caw=800)
雄花
B
![イメージ 4](https://stat.ameba.jp/user_images/20190608/23/yadaryu1/9a/1e/j/o0640048014452187418.jpg?caw=800)
雄木に比べたら、上品な花序である。おさまりがいい。
![イメージ 5](https://stat.ameba.jp/user_images/20190608/23/yadaryu1/d6/9b/j/o0640048014452187475.jpg?caw=800)
![イメージ 6](https://stat.ameba.jp/user_images/20190608/23/yadaryu1/1a/2e/j/o0640047114452187484.jpg?caw=800)
雌花
C
![イメージ 7](https://stat.ameba.jp/user_images/20190608/23/yadaryu1/df/26/j/o0640048014452187504.jpg?caw=800)
一見、雄株の花序である。
既にこの中にも雌花が確認できるのだが…
![イメージ 8](https://stat.ameba.jp/user_images/20190608/23/yadaryu1/58/3a/j/o0480064014452187517.jpg?caw=800)
ここでは左の枝に雌花が多く見られる。
![イメージ 9](https://stat.ameba.jp/user_images/20190608/23/yadaryu1/88/78/j/o0480064014452187531.jpg?caw=800)
同じ株(枝)の先に、雌花が中央と左の枝に見られる。
![イメージ 10](https://stat.ameba.jp/user_images/20190608/23/yadaryu1/e2/7b/j/o0640048014452187546.jpg?caw=800)
![イメージ 11](https://stat.ameba.jp/user_images/20190608/23/yadaryu1/20/49/j/o0640048014452187561.jpg?caw=800)
雄花と雌花
投稿 6月29日(2016) 水曜日 曇り 23.0℃(22:00)