雨にも負けずに
アンゼルム・キーファーのドキュメンタリー映画
監督ヴェンダースとキーファーは戦争が終わった1945年生まれ
2年半をかけキーファーの創作現場をフィクションを交えながら、臨場感溢れるドキュメンタリー伝記映画に仕上げた
3Dメガネ着用での鑑賞は大正解
フィクションのパートでは幼年期のキーファーを監督の甥孫、青年期をキーファーの息子が演じているのも作品に新鮮味を与えている
今年見たパンテオンの作品もまた見たいし、来年春の二条城での個展も楽しみ
今日が初日だからプレゼントアリ🎁
巷で話題の関心領域
不気味なエンディングの曲が今も耳に残る
主人公のモデルはアウシュビッツ収容所所長のルドルフ・ヘス一家(ヒトラーの側近ではない方)
妻が設計した庭を持つ子沢山の明るい家庭
塀の外では銃声や叫び声、怒号が飛び交う
この日常は現在も形を変えながら、今も同じという不気味さが染みるホラー映画
ヘスは戦後間もなく裁判で死刑判決が下り、アウシュビッツ収容所内(つまり自宅の隣)の絞首台で処刑された