さいたま市の大宮では、昔から、
十日市(とうかまち)という縁日が、
12月10日に、開かれます。
この日は、氷川神社の「大湯祭」
という神事の時で、
その時に、市が開かれた、
というわけです。
大湯祭は、11月30日から、12月11日まで、12日間にわたる長い祭典で、
古くは大きな釜で湯を沸かし、
清めの儀を行っていたことから、
その名がついたという事です。
新嘗祭のように、「百味膳」という、
海川、山野の各8種類の食材が使われるお膳を
本殿だけでなく、境内にある神社全てに供えます。
十日市は、この三年余りは、コロナのせいで、縮小され
屋台のお店などが、復活したのは、今年からです。
昔は、デパートもショッピングモール有りませんでしたから、
歳末の大売り出しであり、
真剣に買い物をし、
アミューズメントの様な、楽しみでもありました。
学校は、この日、午後はお休みになるので、
子供のころの私は、お小遣いをもらって
十日市に行くのは、とても楽しみでした。
お店は、テキ屋さんのものだけでなく、
大宮の商店が、出店して、
洋服、下着、雑貨、金物、おもちゃ、
臼や杵、神棚など、
無い物は、有りません。
いろいろな店を、見るだけでも、面白かったです。
鯉などの川魚、樽柿(焼酎で渋を抜いた柔らかい柿)
などが、名物でした。
精が付くと言って、お酒に、鯉の生き血を入れて、飲む人がいて、
子供の私は、気味が悪かったのも、思い出します。
ろくろ首、大イタチなどの見せ物小屋
バイクのサーカス🎪も、ありました。
また、終夜で行われ、
寒いですから、ドラム缶に、焚き火をし、
お酒を飲む人も、多く、
酔っ払って、路上で、寝ている人が居たりしました。
参道は、人で溢れ、参道の真ん中は、押し合いへし合いで、
子供や、年寄りは、歩けないくらい、人が出ました。
今は、酉の市の様になり、
熊手を売るのが主になり、
屋台も、食べ物が中心です。
今年は、土曜日だった事もあり、
大変な賑わいでしたよ。
ウチの治療院も、遠くからいらして、
知らない人もいますから、
熊手を買って、待合室に飾ってありますよ。
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