11月になり、大分秋が、深まりましたね。

写真は、往診途中で見かけた、ポプラ並木の紅葉です。

 

和というと、皆さんは、どんな風に、思うでしょうか?

 

和服、和菓子など、日本的な物、

平和、和睦など、平穏な状態

 

和とは、なんでしょう?

 

調べてみると、

 

やわらぐ。おだやか。のどか。「和気」「温和」「柔和」

なかよくする。争いをおさめる。「和解」「和議」「平和」 

合わせる。合う。ととのう。「和音」「唱和」「調和」 

あえる。まぜる。「混和」「中和」  

二つ以上の数を加えたもの。「総和」 

日本。日本語。「和服」「和文」「和洋」倭(ワ)  

「大和(やまと)の国」の略。「和州」

「和」の草書体の旁(つくり)が片仮名の「ワ」に、草書体が平仮名の「わ」になった。

 

どちらかに、偏ることのない、中庸性を感じます。

 

 

それから、有名な聖徳太子が、十七条憲法の冒頭に掲げた

「和をもって貴し(たっとし)となす」という言葉は、元々「論語」が出典です。

 

孔子は、紀元前5世紀頃の人物で儒教を確立しました。

論語は、孔子と弟子との対話形式の本で、

中国と同じく、日本でも任官試験として採用されていたので、多くの日本人はこれを学んでいました。

 

孔子の弟子の有若(ゆうじゃく)が、こう語っています。

「礼の用は和を貴しとなす。先生の道もこれを美となす。」

 

礼とは社会生活の規範ですが、それの実践にあたっては、和の心が根本になければならない。

古代の聖王(真の王)の道が優れていたのも、この和の心があったればこそだ、というのです。

しかし、有若は、「和」だけを最も大切なものとして、推奨しているわけではありません。

 

彼はこうも語っています。

 

「しかし、どんな場合でも和の心さえあれば、十分だというわけではない。

いかにも和は大切だが、一方で礼による折り目が無いと、せっかくの和もうまくゆかぬことがある。」

 

つまり、和だけが先行するのではなく、

それと同時に社会生活の規範がしっかりと確立されていなければならない、というのです。

 

この言葉を採用した憲法には、この考え方が根底にあったのです。

 

 

今、日本だけでなく、世界に、この和の精神が必要です。

 

 

ただ、ニコニコ笑って仲良くする。のではなく

 

礼を持ち、相手を尊重し

 

どうしたら、それぞれの人(国)が

 

和をもって、交流することができるのか。

 

 

自分勝手な人(国)を相手に

 

しっかりと、主張、発信をするのは、

 

日本の役目なのではないでしょうか。

 

 

齊藤鍼灸院は、身体や心の悩みに、お答えしています。

 

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