今年のさいたま市は、お天気の良い日が、続いるので、
梅が咲くのが、早いようです。
愛について、と言うと、今更のような言葉ですが、
二十代のころ、彼女に、意味を聞かれ、
上手く説明できなかったのを、思い出します。
みなさんは、説明できるでしょうか?
その頃は、「恋は、瞬間的なもの、愛は、恒久的なものかな?」
などと、答えたと思います。
日本での、愛の概念は、少し複雑で、
儒学、仏教、キリスト教などの影響があります。
キリスト教の、無償の愛、アガペー(真の愛)などでは、
何人も、神は、愛し、許しを与える。
という、神を通した愛
仏教では、愛は、欲望の一つで、抑制すべきもので
むしろ、慈悲が、それに相当します。
慈悲とは、仏や菩薩の、
一切衆生に対する救いの手
(神仏は、自然という風にも、置き換えても良いです。)
儒学では、仁が、それに相当します。
神ではなく、人が、人して、相手の事を思い、言葉を選び、実践することです。
日本の古語においては、「かなし」という音に「愛」の文字を当て、「愛（かな）し」とも書き、
相手をいとおしい、かわいいと思う気持ち、守りたい思いを抱くさまを意味したそうです。
そこに、仏教や儒学の概念が゛加わり、
そして、近代になり、キリスト教やギリシャ哲学の概念も加わっていきます。
恋愛、家族愛、地域や国への愛、地球、宇宙、物や動植物への愛
色々ありますね。
今は、災害や感染症、人や国の争いなど、
苦難の多い時代ですね。
ホモサピエンスは、助け合い、協調することで、
今日まで、生き延びてきました。
哲学や宗教も、それを裏打ちするものと言えるかと思います。
ですから、愛を、訴えるのです。
今私が、彼女に、説明するとしたら、
恋をするとは、胸がキュンとする、良いなと思う、欲しいと思うなどの自分の思い。
愛とは、慈しむだけでなく、真に相手の事を思い、言葉を選び、行動することだよ。
と言うと思います。
私達は、欲望だけでなく、愛を持っていく事で、困難を乗り越え、平和を築く事が、出来ます。
言葉だけでなく、意味を良く感じて、愛を訴えたいものですね。
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