十二月になりましたね。

 この時期は、クリスマスなどのイベントもあり

 日が短く、夜が長く、寒いですから

 人恋しい、季節ですね。

 人と住むという関係は、そんなところにも有ります。

 

 今の人には、住居が必要です。

 身体を自然などの危険から守り、身体を休めるため、

 精神的にも普通は、家にいれば安心です。

 大昔は、野営をしたり、洞窟を利用したりしたのでしょうね。

 農耕をするようになり、決まった場所に住むようになると

 家族や財産を守るために、しっかりとした住居が必要になります。

 より、頑丈で立派な建物になっていきます。

 快適さ見栄えなどが追及され

 今の住居は、中と外では随分と環境が違い

 冬に雪が降っても、シャツ一枚でビールを飲んでいられますし、

 夏は、クーラーのおかげで、熱中症にならずにすみます。

 一方、ハウスダストやカビでアレルギーになるなど

 身体が弱くなる原因にもなっていてます。

 あまりにも楽な環境は、

 表に出るより、引きこもっているほうが楽ということにもつながります。

 住居は、そこに住む家族を守ってくれる存在でした。

 自然の脅威からだけでなく、精神、肉体を外世界から守ってくれました。

 しかし今は、住居は立派ですが、住む人が、家族が崩壊し

 立派な住居に、一人か二人で生活していますから

 守ってくれるはずの家族がいません。

 家族がいても、部屋にひきこもり、人との接触を断てば同じです。

 住とは、人がただ単にそこに居るというだけでなく、

 人が集い、支え合う事が出来て、初めてその目的を達成できます。